【乗ってみた】MT(マニュアル)不毛の時代に真っ向勝負を挑む、スズキ・アルトワークスの男気とは?

2016/05/29

知人の教習所教官K氏によると、最近の若者はAT限定免許の取得割合が増えていてすでに50%を超えているのだとか。彼らにその理由を尋ねると、「MTの運転って大変じゃん」とか「MTのクルマなんて売ってないっしょ!」などという嘆かわしい答えが聞かれるそうで……。まてよ、たしかにMT車って最近あまり売ってないかも! と思って調べたところ、まだある。いや、結構ある。トヨタ86や日産フェアレディZなどのスポーツカーはもちろん、ホンダ・フィットやマツダCX-3にだってラインナップされている! そして軽自動車にも!

 

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というわけで、このスズキ・アルトワークスは、往年のクルマ好きがその名を聞いたら泣いて喜ぶリバイバルモデル。旧モデルは80年代後半に登場し、当時の若者たちを熱狂させた軽スポーツカーです。そして現行型は、「昔のアルトワークスのような走りに特化したMT車に乗りたい!」というファンの声に応える形で、昨年末に軽乗用車アルトのラインナップに追加されました。

 

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トランスミッションは、当然のごとくMTが搭載されていますが、AT(2ペダルMT)のAGSも設定されています。どちらも選べる状況ながら、いまのところ購入者のなんと9割(!)がMTを選んでいるのだとか。今回はもちろんMTに試乗させてもらいましたが、これが乗ると楽しいのなんのって。実は筆者は愛車がMTでして、MT車の楽しさをそれなりに理解しているつもりですが、このアルトワークスはとにかく軽い! ベースモデルのアルトが燃費のためにかなり軽量化されていることもあって、軽さが走りにキレをもたらしてくれます。そしてその軽量ボディをターボで武装したエンジンで振り回すのだから、楽しくないわけがない!

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もちろんただ速いだけじゃなく、強化されたエンジンに合わせてクルマ全体がセッティングし直されているので、乗りやすく、その性能を存分に発揮できます。それほど硬すぎず適度に引き締まったサスペンションや、操作感が小気味いいシフトなども素晴らしい完成度。シートはホールド性バツグンの「レカロ」が搭載され、スポーツ走行時に姿勢を崩す心配もありません(もうすこし着座位置が低いとなおスポーティで良かったんですけどね)。

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とにかく運転が楽しいアルトワークス。いまのところ購入者の中心は、かつてMTに乗っていた年配層が多いらしいですが、是非今後は若者にもこういったクルマに乗ってもらって、MT車の楽しさを知ってほしいものです。

 

 

TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)

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