【乗ってみた】存在感のあるデザインは未だ健在! 見た目は奇抜、中身は熟成、その名は日産ジューク!

コンパクトサイズのクロスオーバーSUVとして、2010年に日本デビューした日産のジューク。いかにもオフロードが得意そうな“クロスカントリーSUV”ではなく、よりファッション性を重視し、オンロード走行を意識したアーバンなデザインを持つ“クロスオーバーSUV”です。

 

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デビュー時、世間をアッと驚かせたのが、このインパクトのあるスタイリングです。横一文字に広がったブラックグリルに、どちらがヘッドライトかわからなくなるような4眼ライト(ヘッドライトは中段の丸いほうで、ボンネット横はポジションランプ)、筋肉のように盛り上がった4隅のフェンダー(ボディサイドのタイヤを囲む部分)や、窓枠に隠れるように配置されたリアのドアノブなど、様々な個性的モチーフが採用されていました。

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いざ車内に乗り込むと、インテリアからも強烈な印象を受けます。バイクのタンクをイメージしたというセンターコンソールをはじめ、同じくバイクのようなメーターまわりの形状、まるで生物のような抑揚が感じられるインパネなど、一度見たら忘れられなくなりそうなエネルギッシュなデザインです。

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そんなジュークは、デビュー数ヶ月後にはターボエンジンと4WDモデルをラインナップ。2013年には、ハイパフォーマンスモデル「ジュークNISMO」(下写真)をがデビューし、マイナーチェンジでアイドリングストップ機構を採用。エコカー減税にも対応します。翌2014年のマイナーチェンジでは、ブーメランシェイプ(V字型)のポジションランプやVモーショングリル、ターンランプ付きドアミラーを採用するなど、多少のデザイン変更が施されました。そして、昨年(2015年)、自動ブレーキが全グレードに標準搭載されるなど、その真価は止まるところがありません(個人的には、映画『スターウォーズ』のストームトルーパーの顔とデザインが似ているということでCMなどに同キャラクターが使用されたのが印象的でした)。

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では、肝心の走りはどうか。今回、筆者は数年ぶりに試乗させてもらいましたが、「あれ、こんなに乗りやすかったっけ?」と思ってしまったほど、ある意味、裏切られたかのような安定感が感じられました。加速はストレスのない程度に速く(試乗車はノンターボモデル)、ある程度の硬さはあるものの不快感の少ない乗り心地。ハンドリングは素直で、コーナーの連続する道でも操作しやすくなっています。初期型はもっと車体の動きが掴みづらい印象があったので、5年間の熟成がしっかりと感じられました。

 

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筆者は、いまだに街中でジュークを見かけると、そのデザイン性に「ハッ」とさせられることがあります。中身はクセのない乗り味で、クルマの状態がつかみやすい素直なフィーリングでありながら、見た目は躍動感の感じられる大胆なデザインで強い印象のまま。言い方を変えれば、悪い部分は細部まで見直して、拠り所でもあるいい部分はしっかり継続しているということ。こういったところが、国産車のモデルチェンジは平均4年間隔と言われるなか、5年経っても新鮮さを失わない理由につながっているのではないでしょうか。

 

 

 

TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)

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