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復活したNSXは、3つのモーターを備えたハイブリッドシステムを搭載する未来型スーパースポーツ!

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昨日、12年ぶりにNSXが蘇りました。NSXといえば、ホンダが、そして日本が誇るスーパースポーツカー。約2400万円と、とうてい庶民に手が出る価格ではありませんが、やはりこのようなスーパーモデルが発売されるとクルマ好きとしてはウキウキさせられてしまいます。

 

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1990年に発売された初代モデルは、“運転しやすいスーパーカー”の元祖。当時、世界のスーパーカーといえば、そのスペックの高さゆえ、乗る人を選ぶところがありましたが、NSXはドライバー中心主義を貫き、運転のしやすさと世界トップクラスの高性能の両立を果たし、世界に衝撃を与えました。さらに、量産車としては世界初のフルアルミボディや、エンジンをシート後方(車体中央)に搭載するミッドシップ構造を備え、ホンダのフラッグシップモデルとして2005年まで販売されました。

 

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今回の新型NSX最大の特徴は、なんといっても3.5ℓV6ツインターボエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせたこと(全体の出力は581馬力!)。専用の新開発エンジンを搭載することもさることながら、フロント左右の独立モーターを含む3つのモーターで高効率化・高出力化をはかり、さらに9速 DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)や電子制御4WDシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」など、先進的な電子技術を余すところなく搭載。まさに未来型スーパースポーツの見本のようなモデルになっています。

 

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ミッドシップスポーツモデルの不文律にのっとり、ロー&ワイドなフォルムが採用されていますが、先代モデルと大きく違うのは曲線を多用した有機的なデザインにまとめられている点。スタイリングは先だって発表されていたので、クルマ好きにとってはやや見慣れた感もありますが(笑)、これくらいのボディサイズのスポーツモデルは、写真と実物とでは大きく印象が異なるものなので、実物を見てから評価を下しても遅くはないでしょう。インテリアにも、直感的なインターフェースや人間工学に基づいて開発されたシートなど、最先端がたっぷり詰まっています。カラー液晶ディスプレイなども充実していて、まるでゲームのコクピットのような未来感が溢れています。

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ハイブリッド化に関しては、「スーパーカーなのにエコなハイブリッドかよ!」なんて思う人がいるかもしれませんが、今やF1だってハイブリッドの時代。フェラーリやマクラーレン、ポルシェ、BMWなどのハイブリッドスーパーカーはすでに存在しています。速さだけじゃなく、燃費性能も追求せよ! と、富裕層の方々は欲張りなんですね(笑)。

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なお、いざ買おうと思っても、どこのホンダディーラーでも簡単に手に入るわけじゃありません。専用のメンテナンス設備を備え、卓越した技術を持つ「NSXスペシャリスト」のエンジニアが在籍する全国約130店の「NSXパフォーマンスディーラー」のみで、受注が可能となっています。

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TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)

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