驚くほど揺れない!ボーズのサスペンション技術が自動運転の未来をひらく

2017/01/12

bose01

自動運転が実用されたら、車内でどう過ごす?

ライフスタイルを激変させるであろうイノベーションといえば、自動運転技術です。
2017年1月8日、グーグルから誕生した自動運転関連会社の「Waymo」が欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズと共同開発した完全自動運転車を披露したように、世界中の自動車メーカーが開発競争にしのぎを削っています。
関係者の間では、2020年台前半にも高度なレベルでの自動運転車が路上に投入されると見込んでいるようです。

となると、次に生まれるのが「車内でどう過ごす?」という視点です。運転という責務から開放されたなら、PCを開いたり、仲間や家族と談笑したりと、もっと有意義に過ごしたくなりますよね。
2_Bose Ride Concept System
そんな極上の移動時間を「快適な座り心地」という側面からサポートしてくれるのが、ボーズの「Bose Ride サスペンション・シーティングシステム」です。

シートの下に備えたシステムが、アクティブ多軸モーションデザインによって路面からの振動や揺れ、不快な動きを遮断。カメラをブレさせないジンバルという機材がありますが、あれの人間版といえばイメージしやすいでしょうか。

bose-isolates-long-haul-truckers

ボーズ・オートモーティブの映像より。足元はガクンガクンしていますが、シートの上は驚くほど静かなのがわかります。

そもそも、なぜボーズが自動車のサスペンションを?と不思議に思う人もいるでしょう。

bose

ボーズを創業したアマー・G・ボーズ博士。

ボーズはマサチューセッツ工科大学に在籍していたアマー・G・ボーズ博士が1964年に創設したメーカーであり、画期的な音響機器を生み出してきたことで有名ですが、博士の研究熱は音響工学だけに留まりませんでした。1980年代初頭には自動車サスペンションの研究をスタート。今回お披露目された「Bose Ride サスペンション・シーティングシステム」の前身技術は、2010年から大型トラック向けに実用化されており、運転手の疲労や痛みを劇的に軽減させてきたといいます。

いかに高級車といえども、従来のサスペンション技術やタイヤ性能では、路面からの振動や衝撃、上下運動を抑制しきれませんでした。それが居心地の悪さや疲れにつながっていたわけですが、「Bose Ride サスペンション・シーティングシステム」ならその悪影響を最小化してくれます。

もちろん、車載専用サウンドシステム方面でもパイオニアですし、「左折指示は運転者の左耳近くから聞こえる」など聴覚情報を直感的に理解できる「BoseAwareシグナルステアリング技術」の研究も進めるなど、得意の音響分野も進化しています。

おかげで、自動運転車の内部は、ずいぶんと居心地のいい空間になりそうなことがわかりました。SFにありがちな、タイヤなしに浮遊する自動車はまだまだ現れないようですが、それと似たスムーズな乗り心地は、そう遠くない将来に味わえそうです。

画像提供:ボーズ・オートモーティブ
ボーズ・オートモーティブ・サウンドシステム

ライター/横山博之

関連記事

この記事のタグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグから探す

MonoMax Webを購読する

Twitterでフォロー

@MonoMaxWEB

RSSで購読

RSSファイル

follow us in feedlyfeedlyで購読

メルマガを購読