日産のデザインのヒ・ミ・ツ、探ってきました!
日産デザインセンターの見学会に行ってきました。山の中の秘密基地かと思えるところにある近未来的な建物の中で見たものは・・・。
たとえば、上の写真はフェアレディZのドアハンドルですが、こうして右手でも左手でもつかみやすい形になってるんです。言われると「確かに」ですよね。こうした工夫を日々、最新技術と人間の感性を駆使して開発してるのが、ここの仕事なんだそうです。
たとえばキューブは「ジャグジー」をイメージして作られてるんですが、そのそもそもの“とっかかり”が、デザイン本部の呉さんが持っているこの1枚の絵だったりするわけです(写真)。あと、Zのドアグリップにほんのちょっとだけ使われてる素材が、持ったときにしっくり感じるように、じつは指紋を研究して作られたものだったり、スピードメーターの数字が見やすいように特別に開発されたものであったり、涙ぐましい努力が1台のクルマの細かいところひとつひとつの裏側に込められているんですね。言われないと、わからない技術だったりするんですが、それこそ“粋”ってもんなんですって。日産のデザインの心臓部には、日本人の魂が宿っていたんですね。
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