選手にも直撃取材! レッドブル・エアレースへ行ってきた!

去る5月末、千葉で行われたレッドブル・エアレース。究極の3次元モータースポーツとして世界から注目されているこのイベントを取材してきました!

 

世界的イベント開催で会場は大盛り上がり!

レッドブル・エアレースは、2003年からはじまった「空の最速」を競うスポーツです。世界最高の飛行技術を持つ14名のパイロットたちが、海上に設置されたパイロンの間を縫うようにして飛行。最高時速はF1を凌ぐ370km、最大重力加速度は12Gに制限された中で、1/1000秒を競い合います。

2018年は世界8都市で開催され、この千葉大会は3戦目。主催者発表によると、26日の予選・27日の決勝合わせて約7万人ものファンが詰めかけたとか。2017年には日本人の室屋義秀選手が初のワールドチャンピオンに輝いたこともあり、国内での注目度は高まっています。

MonoMax取材陣は、26日の予選日に現地を取材しました。

開催地は千葉の幕張海浜公園一帯。岸からすぐのところにパイロンが並べられ、順次パイロットたちがタイムアタックに挑んできます。

けっこう身近に感じる距離だから、クイックに機動する飛行機の様子が思いの外よくわかりました。エンジンの轟音も周囲にこだまします。また、会場内にはレースの様子を伝えるナビゲーターの声が流れており、レースの様子を常に把握することができました。

ちなみに、手前は自慢の機材で撮影したい人のための「カメラマンエリア」。

こちらはリーズナブルな価格で楽しめる「スタートエリア」の様子。思い思いに岸壁沿いに座って、エアレースを楽しんでいました。場所や楽しみ方、販売価格が異なる複数のチケットが用意されていたのもこのレースの特徴です。

公式タイムキーパーは、ハミルトン。レーストラックは前回大会とほぼ同様で、スタートからゴールまで55~60秒ほど。

「一般エリア」近くのZOZOマリンスタジアム周辺には、オリジナルグッズや軽食を販売するイベントエリアが。一大フェスといった盛り上がりです。

 

ハミルトンブースもごった返していた!

イベントエリアには、ハミルトンのブースも。

チーム・ハミルトンの原寸大飛行機模型も展示され、お姉さんと一緒に写真を撮る人が続出。

カーキ X-ウィンド オートクロノ」「カーキ エアレース」など、ハミルトンが誇るパイロットウォッチが展示されていました。

飛行機と腕時計は、その歴史的にも実用性としても根深い関係性があるもの。エアレースに興味の人は、やはりこうした精密機械にも興味があるようで、多くの人がショーケースをマジマジと覗いていたのが印象的でした。

 

プレミアムな空間で贅沢を満喫!

最上級のサービスが受けられる「プレミアムスカイラウンジ」にもお邪魔しました。空調が完備されたラウンジ内では、一流シェフによるビュッフェやアルコール類を含むフリードリンク、コンシェルジュによるサービスなどを堪能できるとのこと。一歩外に出ればレースを間近に楽しめるデッキがありますし、各所のモニターで映像をみることも可能と致せり尽くせり。

もちろん相応に高額なチケットを手にしなければ利用できませんが、世界的大イベントらしい贅を尽くしたサービスです。

優勝者に渡されるトロフィーも展示。

こちらでもハミルトンの腕時計が展示されていました。

 

レースの司令塔となる管制塔にも潜入!

レッドブル・エアレースの司令塔である管制塔(コントロールタワー)にも潜入しました。およそ3階建ての仮設建物の中に、レースをスムースに進めるための人や技術が集約されています。

こちらが管制塔内部。写真左に立っているのは、審判長のセルジオ・プラ氏。2列にわたってコンピュータが並んでいます。各所に設置されたセンサーが速度やGフォース、高度、機体の姿勢などをモニタリングし、反則か否かを瞬時に判定、ペナルティタイムが加算された場合は即時パイロットに伝達といった処理を行っています。

測定可能なのは、なんと1/10,000秒とのこと。ハイスピードカメラを駆使して、パイロン通過の正確な時間を測定します。

 

歴戦のパイロットたちに直撃インタビュー!

「プレミアムスカイラウンジ」利用者はエアレース機の格納庫を見て回るハンガーツアーも体験可能とのことで、レース前にそちらにも取材してきました。レース会場からやや離れた海沿いに、実際の機体やパイロットたちが待機。ちなみに格納庫の並びは、前回のカンヌ大会での成績順だそうです。

今回は、ハミルトンのアンバサダーである3名のパイロットに話を聞きました。

こちらはチーム・ハミルトンのニコラス・イワノフ選手。2004年以来レースに参戦してきた歴戦の強者です。

アブダビ大会の練習中に機体の羽根が曲がってしまったため、現在もサブで用意した機体に載っており、フィーリングが完全にマッチしていないため苦戦中とのこと。

「でも、だいぶ調子がよくなってきました。これからを期待していてください」

ちなみに、この日に着用していた時計はハミルトンの「カーキ X-ウィンド オートクロノ」。

「いつも不注意でモノにぶつけてしまうのですが、壊れる様子もなく実にタフなのがいいですね。長い間愛用しています。それにハミルトンはこうしたパイロットウォッチだけでなく、幅広いテイストを展開しているのも魅力ですね」

 

「日本のファンは温かく歓迎してくれて、感謝しています。ぜひ楽しい時間を過ごしてください」

この日の予選では11位、決勝では12位と奮いませんでしたが、これからの活躍に期待です。

 

こちらはチーム・マクロードに在籍するピート・マクロード選手。2009年の初出場時、史上最年少となる25歳で参戦した選手でありながら、何度も表彰台に登った若きエースパロットです。彼の腕元には、「カーキ X-ウィンド デイデイト オート」が。

父がパイロットで、3歳のときから父の膝の上で操縦桿を握っていたとのこと。空での平衡感覚は抜群です。

「昨年のレーストラックとほとんど同じだから、前回の経験が役立ちますね。ただ、少し風が強いのが気になるところ。風があるとパイロンも動くから、トラックの形がそのときどきで変わるようなものなのです。集中して戦っていきたいですね」

結果、予選では5位、決勝では4位とわずかに表彰台を逃しましたが、好成績を収めました。

 

最後は、チーム・ベラルデのフアン・ベラルデ選手。1軍にあたるこのチャレンジャークラスでは2017年からの参戦ですが、実はイベリア航空でエアバスA330の操縦桿を握るベテランです。

取材したときは、ちょうどエンジニアが電気系統を調整していたところでしたが、「レースまでには問題なく直しているから大丈夫だよ、期待していて」と話してくれました。

ベラルデ選手が選んだのは、ブラウンカーフストラップの「カーキ X-ウィンド オートクロノ」。

「僕は腕時計のコレクターではないけど、このモデルはとても気に入っています。搭載された偏流修正角計算機能のように、メカニックなデザインがもともと好きなのです。装着感が快適なのもいいですね」

予選では6位、決勝では7位の記録でした。

 

ちなみに予選後は、「プレミアムスカイラウンジ」にチーム・ファルケンの室屋義秀選手が来てくれました。

予選では3位に着けたものの、決勝では重力規定オーバーで残念ながら失格に……。ただ総合順位は3位と好位置につけていますから、エアレース総合二連覇の夢はまだまだ手の届く場所にあります。

 

次戦は、6月23-24日のブダペスト。そろそろ順位が見えてくる折り返し地点の4戦目となるだけに、いっそう熱い戦いが繰り広げられるはず。楽しみです!

 

レッドブル・エアレース
http://airrace.redbull.com/ja_JP

 

取材・文・撮影/横山博之 取材協力/ハミルトン https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/

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