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【乗ってみた】「マニュアル車を選ぶ」というフランスらしい“自由”が感じられるプジョーの最強ハッチバック・308GTi by PEUGEOT SPORT

クルママニアではない人にとって、「プジョー」というブランドは、「なんかオシャレな小さいクルマ」「あのネコのマークの!(←ライオンです)」「フランス車!」といった程度の認識かもしれません。たしかにプジョーは、フランス車で、オシャレで、小さなモデルを得意としています。しかしその実態は、WRC(世界ラリー選手権)やF1、耐久レースなどさまざまなモータースポーツの歴史にその名を刻んできた世界に冠たるスポーティブランドです。

 

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そして、このそうそうたる結果を残してきたプジョーのモータースポーツ担当部門が『 PEUGEOT SPORT(プジョー・スポール)』で、今回紹介する308GTiの開発にも携わっているため、車名にはその名が刻まれています。ベースの308というモデルは、弟分の208とともに現在のプジョーの中核を担うミドルサイズのハッチバック。その308のなかでも最強のパフォーマンスを備えたスポーツグレードとして今年2月に308GTi by PEUGEOT SPORTが追加されました。

 

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搭載されるパワーユニットは、同ブランドのフラッグシップクーペ『RCZ-R』などに搭載されている1.6リッター直列4気筒ターボエンジンで、250馬力仕様と270馬力仕様の2種類をラインナップ。実際に乗ってみると、アクセルを深く踏み込めば力がモリモリ湧いてきて、かなり速く走れます。乗り味は、街中を走る速度ではすこしバタつきが感じられますが、それなりにスピードが上がってくるとしっくりしてきて、気持ちのいい乗り心地になっていきます。

 

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スタイリングは、全体的にシャープな雰囲気ながらも、プジョーにしてはすこし大人しめな印象。しかし、オプション設定された「クープ・フランシュ(「スパッと切る」という意味)」という、前後をレッド&ブラックに塗り分けたツートーンのカラーリングは、いかにも、美意識が高くハッキリしたものが好きな(?)フランス人らしいセンスが発揮されていると言えるのではないでしょうか。

 

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同車は、トランスミッションが6速マニュアルしか選べないという、昨今の日本市場からするとかなり潔い設定になっていますが、運転の楽しいモデルが好きな人やプジョーの歴史を知るファンにとっては、よだれが出るほど魅力的なモデルであることは間違いありません。価格は250馬力仕様が385万円で、270馬力仕様が436万円です。

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TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)

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