90年代ストリートブームの洗礼をうけたMonoMax世代にとって、スニーカーといえば海外ブランドがスタンダード。ただ、奇しくも同リバイバルにあって、復刻モデルを手にするのももちろんいいですが、リアルタイム経験者としては、ちょっと捻った選択というのも大いにアリじゃないか、と。そこでおすすめしたいのが、<アシックスタイガー>。なかでも9月3日にローンチされる、ミタスニーカーズのコラボレーションモデルは、やっぱり作り込み具合がひと味違う!
GT-COOL XPRESS "ロータスポンド" "ミタスニーカーズ" 18,500円/アシックスタイガー
さて、この<アシックスタイガー>、なかには<オニツカタイガー>の一部でしょ?とお思いの方も多いことでしょう。ですので、念のためにおさらいしますと、<アシックスタイガー>は2015年春夏にリスタートした<アシックス>の新ブランド。同じくアーカイブをベースにしていますが、スポーツを起源としたファッションブランドとして展開する<オニツカタイガー>に対して、<アシックスタイガー>は1980年代から1990年頃に人気を集めた各競技用シューズに、ファッションの要素を持ち込んだスポーツライフスタイルブランドという立ち位置。さらに突き詰めていえば、アーカイブをもとにした最新のテクノロジーをコアに据えているのが、<アシックスタイガー>なのです。その代表例となるのが、独自テクノロジー「GEL」史上初となるビジブル化。「GT-COOL XPRESS」は、可視化されたGELを搭載した初陣なんですね。
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で、このたびのお披露目となったGT-COOL XPRESS "ロータスポンド" "ミタスニーカーズ"。国井栄之氏がクリエイティブディレクターを務めるミタスニーカーズが提案する本作は、ミタスニーカーズの拠点である上野の観光名所からインスパイアされたそうで、"ロータスポンド(Lotus Pond)"の名前でお察しの通り、夏の風物詩「蓮の咲き誇る不忍池」がソースになっています。
たとえば、具体的にいえばこういった感じ!
トーンの異なるブラウンを落とし込んだアッパーは「泥中の蓮」
履き口のピンクパープルは「蓮の花」
「蓮の葉が持つ自浄性」から着想を得たアッパーは、ピッグスキンヌバック&デュラバックを主素材に、一部に撥水加工を施したという、コンセプチュアルな仕上がりに!
世の中に星の数ほどある別注やエクスクルーシブのなかで、あえて東京ローカルにフォーカスした味付けが、とても新鮮。時代と足並みをそろえることも大事ですけど、それで制服のように見えてしまったら、おしゃれの価値は希薄になりますからね。そういう意味でも、さすがは国井栄之氏! 我々世代にとってGT-COOL XPRESS "ロータスポンド" "ミタスニーカーズ"は、所有する価値のある逸品といえるんじゃないでしょうか!
■問い合わせ先
ミタスニーカーズ☎03-3832-8346
www.mita-sneakers.co.jp
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