「SLから勢いよく出るのは煙?蒸気?」シンプルな構造をイメージしがちだがその仕組みはかなり複雑!“蒸気機関車のいろは”をイチから解説
石炭をくべることでスピードアップ! そんなシンプルな構造をイメージしがちな蒸気機関車。ところが蒸気機関車が動く仕組みは、かなり複雑。そこでなるべく簡単に、その仕組みを解説する。
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蒸気機関車の仕組みをイチから解説
教えてくれたのは!
東武鉄道 車両部車両企画課 課長補佐/百目鬼 康典さん
車両一筋40年以上のキャリアを持つ。東武鉄道のSL復活運転には当初から担当。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄など突出した鉄オタクではなく、広く薄く興味を持ち、吞み鉄に憧れている。一番印象深い鉄道エピソードは東武鉄道にSLが復活し、それに携われたこと。
SLいろはの「い」勢いよく排出されるのは煙?それとも蒸気?
蒸気機関車が動く仕組みを簡単に解説すると次のようになります。まず石炭を燃やすことによって高温の燃焼ガスが発生します。この燃焼ガスが煙管を通るときにボイラーの水を温めて蒸気を作ります。
さらに過熱管を通るあいだに燃焼ガスで蒸気を過熱し、高温高圧になった過熱蒸気をシリンダーに送り込みます。シリンダー内で過熱蒸気がピストンを前後動させ、その力をロッドが介し、動輪を動かします。煙突から勢いよく出ているのは、石炭を燃やした煙とシリンダーで使い終わった蒸気です。
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この記事を書いた人
90年代に人気を博した伝説の雑誌「アウトドアイクイップメント」編集長に就任以降、アウトドアライフスタイル誌「HUNT」創刊など編集長職を歴任。また60ヶ国以上でサーフ&キャンプを実践。日々、波乗りに勤しみ自由な暮らしを送る。
Instagram:@odesama
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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