ノイズリダクションやタッチ操作も! 完全ワイヤレスイヤフォン「EARIN」の新作M-2は大幅に進化する!
完全ワイヤレスイヤフォンのパイオニアに待望の後継モデルが登場!
"完全ワイヤレス"、そして"カッコイイ"BluetoothイヤホンのパイオニアであるEARINから、新作M-2が発表されました。
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超小型&超軽量はそのままに、高音質オーディオ&通話やノイズリダクション、タッチインターフェースと数々の新技術を搭載して、大幅な進化を実現しています。
ここで、あらためてEARINについての振り返りを。きっかけは2013年、スウェーデンで元SONYエリクソンの音楽好きのエンジニア3人が集まったことでした。妥協なきオーディオデバイスを目指して、EARIN初号機M-1を開発。クラウドファンディングのKickstarterで発表すると、北欧会社としては最大の投資額という150万米ドルを集めたことでも話題になりました。
M-1は超軽量・超小型の完全ワイヤレスイヤフォンとして、2015年12月下旬に国内販売をスタート。今でこそ、ひとつのジャンルとして確立するほどの玉数がそろった完全ワイヤレスイヤフォンですが、当時はあまりに革新的な出来事であり、世間を大きく賑わせました。
あれから1年半を経て、あらゆる点をアップデートした新型M-2が発売されます。
ノイズリダクションで音がクリアに!
今作の目玉機能のひとつが、ノイズリダクションです。本体2カ所に設置したマイクが環境音をモニターし、不要な周辺ノイズをカット。電話通話でも通常の会話でも、音をクリアに伝えてくれます。
また、本体そのものも風切音を少なくする新規デザイン形状によっても、ノイズの発生を抑えました。
耳穴を覆う耳栓型イヤホンは、もともと環境音を拾いにくいタイプではありますが、ノイズリダクション技術が加わったことでさらにクリアな音を楽しめるようになります。音楽のボリュームを必要以上に上げずに済みますし、電話通話でも使えますから「思っていた以上に大声で話しかけていた」というはた迷惑な事態も避けられます。
さらにうれしいのが、タッチインターフェースに対応した点です。本体後端のラウンドした平面部分に搭載されていて、ワンタッチ、ダブルタッチ、長押しで、着信の応答や音楽の再生/停止、SIRIなどデジタルアシスタント機能の対応、ノイズキャンセルのON/OFFの操作を行えます。
完全ワイヤレスの魅力は、Bluetooth接続したスマホやプレーヤーと物理的に分離できること。しかし、ちょっとした操作のたびにスマホやプレーヤーを取り出す必要があるようだと、気持ち的には分離できませんでした。今作はイヤホンで各種操作ができますので、ウェアラブルなスタイルをいっそう楽しめます。
そして音質を高める技術として、NXP SemiconductorsのMiGLOテクノロジーを採用。補聴器業界で約10年の実績を誇る近距離磁気誘導(NFMI)を採用し、人体や水中を介しても高音質の通信を実現。遅延もない、左右オーディオが同期した高精度な音を届けることを可能にしています。
より洗練されたミニマルデザイン!
前作は円筒形状が印象的なデザインで、いかにも"耳栓"な感じでしたが、今作はよりミニマムにモダナイズされました。
イヤピースのサイズは、幅14.5mm×高さ17.2mm×長さ21mm。M-1は直径14.5mm×長さ20mmでしたから、ほんっっっの少しだけ大きくなっていますが無視できる範囲ですし、機能の進化具合を考えれば、これだけで済ませているのが驚きです。重量も、今作M-2は3.6g、M-1は3.5gと、こちらの違いも誤差レベルです。
イヤピースをカプセル型充電機に収納するスタイルは、前作同様。今回は台座内に磁石を入れ、不意の落下を防ぎます。また、LEDの表現力を増強し、充電状況がわかりやすくなっています。
1回の充電で約3時間再生が可能。カプセルを活用すればさらに3回分充電でき、、計12時間は出先で使用できる計算です。ちなみにM-1は1回約2時間半の再生が可能でしたので、バッテリー能力も向上しています。
M-2専用のアプリが提供される予定で、タッチ操作の設定やバッテリー残量の確認、外部周辺ノイズの取り込みレベルの調整などを行えます。さらには、アプリを通じてファームウェアをアップデートできるようになる予定です。
7月5日に行われた新作発表会では、セールス・ディレクターのセバスチャン・ドミンゲス氏が登壇しました。
「世界に先駆けて日本ではじめてお披露目になり、とても興奮しています」とのこと。EARINにとって日本はアメリカに次ぐビッグマーケットで、特に日本の消費者は品質やデザインに強いこだわりがあることから、いち早く情報をお届けしたかったと述べていました。
「ノイズリダクションにも注目してください。僕たちはスマートノイズリダクションと呼んでいます。みなさんも経験したことがあると思いますが、混雑したバーで電話がかかってくれば、外に出るのが一般的でした。でもM-2を使うのなら、そのままバーの中に留まって通話してみてください。相手の声がクリアに聞こえますし、こちらの声も同じく明瞭に届けられますから。ウェアラブルならぬ、"イヤラブル"の時代が来るのです」
ブラックモデルが2017年8月末に発売され、それから1ヶ月か1ヶ月半遅れた2017年秋にアルミニウムモデルが発売される予定。
耳穴のサイズに応じて変えられるフォームチップは、4ペア同梱されます。
中のセンサーが上下を判断することで、左右どちらでも利用可能。万一、イヤピースをひとつなくした人に対応できるよう、単品での購入も可能になる予定です。
またM-2の登場に合わせ、M-1は現在の在庫がなくなり次第マーケットから姿を消します。
大きく進化したEARIN M-2。M-1のときのように、長期間在庫不足になるような爆発的人気を呼ぶのでしょうか。
モダニティ株式会社 カスタマーサポート
03-3585-4332
http://www.modernity.jp/brand/earin/earin/
取材・文・写真/横山博之
※本情報は量産前のプロトタイプであり、製品のデザインや仕様、機能は変更される可能性があります。
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