伝説の難解ゲームが帰ってきた!Wiiで「たけしの挑戦状」に再挑戦
Wiiに標準搭載の懐かしゲーム配信サービス「バーチャルコンソール」に、伝説の怪作が帰ってくる。
あの1986年の年末商戦の悪夢。「たけしの挑戦状だ」。
ファミコン世代なら、少なくともウワサくらいは知っているだろうし、現在までも折々に「不条理で伏線の理屈がわからない」ゲームとして語られてきたから、とみに有名。
ここにきて再挑戦の機会が与えられてしまったら、受けて立たないわけにはいかない。が、ええと、地図をもらったらジジイをどうにかしといたほうがいいんだっけ? 忘れてるー!!
とりあえず、Wiiのコントローラにマイクはないんだけど、カラオケのところはどうするの?
と悶々しながら配信を待とう。
「たけしの挑戦状」
■対応ハード:Wii(バーチャルコンソール配信専用) ■ジャンル:アクションゲーム ■プレイ人数:1人
■セーブ機能:あり ■発売日:3月31日配信予定
■本体価格:500Wiiポイント(500円相当)
一見すると普通の横スクロールアクションなのだが、主人公がスーツを着た平凡な男。
街にはヤクザ、スナックにはカラオケというトホホな世界から南の国へ宝探しに行く、というドリーミンな展開。
ひとつ判断を誤るだけでクリアは不可能というか、即死もよくあるゲームなので、怒ってWiiリモコンを放り出さぬよう、ストラップはきつめに締めておこう。
今になって遊び直せるとしても、当時まともにクリアした人は少ないはず。
ここは少年時代に戻ったつもりで、ネットで攻略法を調べずに遊びたいところだ。
途中でわかんなくなったら、当時のようにメーカーに問い合わせの電話を……するんじゃなくて、友だちといっしょにあーだこーだと考えるように。
ひとつ朗報なのは、Wiiのバーチャルコンソールにはレジューム(中断)機能が付いていて、攻略に詰まったら「Wiiメニューに戻る」ことで中断できるのだ。
他のゲームを遊んでも、電源を切っても、次に「たけしの挑戦状」を起動させれば中断したところから再開可能。
セーブ機能もあるし、これで伝説のゲームも完全自力でクリアできるか?
(C) TAITO CORP./ビートたけし1986,2009
(望月哲史)
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