昨年から文房具シーンで注目を集めているのが、黒のボールペン。黒の色合いにこだわり、より濃い黒、はっきりとした黒、個性を発揮できる黒といった、様々な角度から黒い色へのアプローチがなされています。そんな個性的な黒で書けるボールペンを紹介します!
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日常生活の景色をペンに落とし込んだ情緒あふれるシリーズ
三菱鉛筆の『ユニボール ワン F』は、昨年発売した『ユニボール ワン』の新シリーズ。新開発のインクやシンプルな軸デザインが話題となった『ユニボール ワン』の世界観を受け継ぎつつ、トレンドのくすみ色をベースとした、更に洗練された軸デザイン。上質な印象を与える商品となっています。
三菱鉛筆
ユニボール ワン F
各¥330(税込み)
軸の色は消炭、日向夏、茜空など日常生活で目にする景色をチョイスしています。なかでも、消炭は、色の濃いマットな黒さが特徴的。使われているインクは、新開発の「ユニボール ワンインク」。同インクは一般的なゲルインクと異なり、色材の紙繊維への浸透を極力抑える、新しい顔料が採用されています。これにより、紙にのった色材が本来の色を発色し、黒はより一層濃く書けます。
軸の質感も手なじみよし!
『ユニボール ワン F』は色の濃さだけでなく、金属製のペン先を採用し、低重心でペン先が安定し、軽い力でなめらかな筆記ができます。
同商品の開発経緯について、メーカーに聞きました!
「日常使いの1本として、デザイン、書き味ともに上質さを際立たせた商品となっております。ぜひ、お試しいただければと思います。」(三菱鉛筆 古場涼太さん)
あのロングセラーが、より濃く書けて、さらに使いやすくなった
ゼブラの『サラサR』は、ロングセラー『サラサ』シリーズから登場したジェルインクボールペン。『サラサ』シリーズは2000年に発売し、さらさらとした軽い書き心地と、濃くあざやかな発色が人気のジェルボールペン。ペンクリップが開閉する『サラサクリップ』が代表的な商品として知られています。『サラサR』は従来品より27%濃く書けるインクを採用し、さらに濃くあざやかな発色を実現。書いた文字や図、グラフなどが見やすいのが特徴です。
ゼブラ
サラサR
各¥110(税込み)
『サラサR』の「R」は、「濃い、あざやか」という意味の英語Richの頭文字から。黒がより見やすくなっただけでなく、赤、オレンジ、ピンクは赤シートを重ねると文字が隠れるので、暗記にも使えます。白を基調としたシンプルなボディと『サラサクリップ』と同じ開閉式ペンクリップもいいですね。黒インクだけ白ボディのほかに、軸もクリップもオールブラックなボディを用意されているのも面白いポイントです。
黒を含め、スカイブルーやバイオレットなど全14色。
近年、ボールペン市場は油性インクよりジェルインクの人気が高い傾向にあります。ジェルインクは、さらさらとした書き心地で濃い色が出て、にじみにくく色移りしにくいという長所があります。『サラサR』もジェルインクが採用されており、二重の意味でトレンドにのったペンといえるかも。
同商品の開発経緯について、メーカーに聞きました!
「学生さんの間ではノートの重要部分を濃く目立たせたいニーズがあり、従来より濃い色のボールペンを開発しました」(ゼブラ 広報担当者)
3色のブラックとは? ひそかに個性を主張できる黒ボールペン
サクラクレパスの『ボールサインiD プラス』は、3色の黒インキをラインナップしたゲルインキボールペン。昨年、サクラクレパスは『ボールサインiD』という6色の黒インキを揃えたボールペンを発売していますが、それをより洗練したモデルとなっています。
サクラクレパス
ボールサインiD プラス
各¥385(税込み)
『ボールサインiD プラス』のカラバリは、「ピュアブラック(ブラック)」、「ナイトブラック(ブルーブラック)」、「フォレストブラック(グリーン・ブラック)」の3色。書き比べないとわからない程度の色味なので、ビジネスシーンでも問題なく使えます。もともとの『ボールサインiD』は、6色の黒インキが特徴ですが、『ボールサインiD プラス』では、そのなかから人気の3色をピックアプップしています。ちょっとしたところで自分を主張でき、気分転換にもなるのもいいところ。
1色だけ書くと、ほぼブラックに見えます。
『ボールサインiD プラス』は、前モデルを受け継ぎ、指にやさしく手にフィットする六角形軸を採用。上質な雰囲気を演出する金属製のクリップも同じです。『ボースサインiD プラス』で新しく採用された金属製のペン先は、より低重心化され、安定して筆記を可能とします。今モデルから登場したシルバー軸は金属製のクリップとペン先に映えますね。
同商品の開発経緯について、メーカーに聞きました!
「上質さ、握りやすさ、書きやすさをプラスしており、本体軸は滑りにくいマット素材に、そして人気の3色を厳選しました」(サクラクレパス 広報担当者)
今までは、書きやすさやデザインで選んでいた黒ボールペン。これからは黒インクの発色なども検討しつつ使っていけば、書くのがもっと楽しくなりそう!
文・撮影/金山 靖
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