今年7月6日、栃木県・那須に最新スポット「GOOD NEWS」が誕生しました!
場所は、那須の観光拠点でもある那須街道とりんどうラインを繋ぐ約600メートルの一本道沿い。約43,000㎥という広大な敷地に、コーヒーロースタリーやアウトドアショップ、地域の食材を活かしたメニューを味わえるローカルレストランなど、たくさんの魅力あふれるショップが集結しています!
CONTENTS
「新発想のハイキングシューズ」リカバリーサンダルの知見を踏襲!リグフットウェア初の山街両用スニーカーは傑作ムード満点
全国で人気のショップが那須に集結!
Norfolk Gallery by Dear,Folks&Flower
那須・黒磯で花屋と植物屋の2店舗を手がけるフローリストが新たに発信するアートギャラリー。
茎がほんの少し曲がっていたり、葉の数が不揃だったり……様々な理由で市場に出せない規格外の花(ロスフラワー)に価値をつける「SAVE THE FLOWER PROJECT」に取り組んでいます。現在はロスフラワーを染料にした糸の製品開発にもチャレンジ中。アーティストとコラボしたオリジナルグッズも販売しています。
バーバーヒラヤマ
黒磯の人気サロン「salon Chiune」が新たに打ち出す“森の中のバーバー”。
美容室が主流となりつつある中で、新たな理容の形を表現しながらバーバーの文化を未来につなぎます。店頭では、サステナブルなスタイリング剤やオリジナルアイテムなども販売。店内には海外から取り寄せた約100年前のバーバーチェアをレストアして設置し、切った髪を堆肥化する取り組みも行っています。
BROWN CHEESE BROTHER
牛乳からチーズをつくる過程で大量に出るホエイを活用するために生まれた“ブラウンチーズ”が主役のお菓子「BROWN CHEESE BROTHER」を販売。
パティシエユニット「Tangentes」の後藤裕一氏、仲村和浩氏がレシピを監修。店舗にはカフェを併設し、代々木八幡の人気レストラン「PATH」の原 太一氏監修のブラウンチーズを使用したハンバーガーや、後藤裕一氏監修のホエイのワッフルも味わえます。
ONIBUS COFFEE
都内に6店舗を展開するコーヒーショップが、ここGOOD NEWSで焙煎所も兼ねたロースタリーカフェとして出店。
繰り返し使えるテイクアウトカップの導入や、店舗で大量に出る“コーヒーカス”を農家と連携して「コーヒー培養土」に加工して再利用するなど、環境に配慮した取り組みを積極的に実施。また床の一部にもコーヒーカスを利用して、唯一無二の空間を作り上げています。
コナとスパイス
“揚げずに焼いた”新感覚なスパイスカレーパン「コナとスパイス」。
「PATH」のオーナーシェフ、原 太一氏完全プロデュースの焼きカレーパンは、風味豊かなスパイスの効いたインドカレーをナンのようにもちもちとしたパン生地で包んだ、食べ応えたっぷりの逸品。店舗では焼きたてのカレーパンのほか、「カレーパンBOX(冷凍)」も販売。
いとこのドーナツ
「バターのいとこ」カフェの人気商品「いとこのドーナツ」がリニューアルし、専門店として新登場。
ドーナツの生地には牛乳からバターを作る際に生まれる“バターミルク”を使用。店頭では、しっとりふっくら焼きたてのドーナツを提供します。パティシエユニット「Tangentes」の後藤裕一氏、仲村和浩氏の監修のもと、より一層おいしくなったドーナツはお土産にもピッタリ。
Purveyors
群馬県・桐生で生まれた旅とアウトドアのコンセプトショップ。
旅をこよなく愛するスタッフたちが選び抜いたアウトドアギアをはじめ、アパレル、ライフスタイル雑貨をラインナップ。今回手がける店舗では、店の中だけにとどまらず目の前に広がる森にもテントなどのアイテムを展開し、GOOD NEWSのまちを訪れた人に自然の中で遊ぶことの楽しさを提案します。
USHIO CHOCOLATL
広島県尾道市の向島のチョコレートメーカー。
森の環境に配慮したアグロフォレストリー農法で栽培されたカカオをはじめ、各国から良質な豆を仕入れ、焙煎・製造・販売まですベて自分たちで行う“Bean to Bar”のチョコレートを届けます。新店舗では限定の「いちごみるく味」や、他店舗とコラボした商品を展開予定。圧倒的な世界観で魅せる店舗の内装にも注目です。
那須朝市
GOOD NEWSの代表・宮本吾一と地元の有志によって開催されていた「那須朝市」。
多様な人が集い交流できる場をつくる「那須の大きな食卓」というGOOD NEWSのコンセプトも、このイベントから生まれたもの。私ちの原点とも言える那須朝市が週末限定の店舗として復活。地元の生産者と一緒に、新鮮な野菜や、加工品など、那須の美味しいものをお届けしています。
多様なサステナブルも果たしていく!
……すでに気づかれたでしょうか? GOOD NEWSに集まったショップのコンセプトや活動内容からうかがえるように、実はどのショップも環境問題に対して前向きな取り組みをしているところばかり。そう、GOOD NEWSは森との共生がキーワードで、サステナブルな想いをともにするメンバーたちが結集したという背景があるんです。
サステナブルアクションに取り組む仲間と共に自然と親しむきっかけをつくり、那須の資源でもある観光と農業に福祉を掛け合わせた“観福農”連携で、関わる人全てがしあわせになれる持続可能な未来をこの地から描いていく
ことを理想に掲げています。
サステナブル=持続可能を果たすべき取り組みは、先に上げたショップのような、観光客や地元住民を相手にした商売だけに留まりません。地元の雇用創出や、地産地消、環境意識を高めるワークショップなども行っているんです。
GOOD NEWS FACTORYで雇用創出
もともとGOOD NEWSは、お菓子の「バターのいとこ」の製造工場があった場所。今回の“サステナブルタウン化”にあたって施設を10倍の規模に拡大し、生産量を上げるとともに就労人数も増加。障がいの内容であったり、小さな子供がいて労働時間に制約があったりと、多様な雇用形態に合わせた200人規模の雇用を地域に生み出しました。
社員食堂を兼ねたファミレスで地産地消を支援
現地で就労する人の社員食堂としての役割を兼ね、那須発のローカルファミレス「GOOD NEWS LOCAL RESTAURANT」も合わせて設立。地域の生産者とタッグを組み、出荷できない野菜などの利活用も踏まえた新しいファミレスを提案しています。レシピ監修はミシュランガイド東京にて3年連続一つ星を獲得した人気店「sio」の鳥羽周作氏が代表を務める食のクリエイティブカンパニー「シズる」と、調布市国領のイタリアン・ピザレストラン「Don Bravo」の平雅一氏で、味も折り紙付き。
訪れる人みんなでサステナブルなまちづくりに参加
このほかにも、
- 森での食事を楽しむ場の提供
- 森の資材を活かしたワークショップの開催
- 生ゴミを堆肥化して自然に返す「生ごみコンポスト」や使い捨てカップに代わるリユースカップの利用など施設全体でゴミ0を目指す「ゼロ・ウェイスト」への挑戦
など、お客さんも住民もみんなが一緒に取り組める仕掛けを積極的に実施。
公式アプリを使って買い物すると「サステナブルポイント」が貯まり、そのポイントをGOOD NEWSのサステナブルアクションに充てることも可能です。
思いを同じくするメンバーが集まり、これから目指すべきサステナブルタウンのひとつのカタチを作り上げようというGOOD NEWS。純粋にグルメやエンタメを求めるもよし、サステナブルな最新スタイルを感じとるもよし。いずれにせよ、いろいろな意味で“おいしい”最旬スポットです!
GOOD NEWS
公式ウェブサイトはこちら
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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