さまざまな意見があるとはいえ、世界の潮流がEVに一気にシフトしているのは事実。各メーカーとも魅力的なモデルを投入していますが、なかでも注目はフォルクスワーゲン(以下VW)のID. 4です!
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VWらしい実用性に注目! 輸入EVの真打ち的存在
フォルクスワーゲン「ID.4」
¥4,999,000(Lite Launch Edition)、¥6,365,000(Pro Launch Edition)
全長×全幅×全高(㎜):4,585×1,850×1,640 ホイールベース(㎜):2,770 最高出力(ネット値):150kW(204PS)/4,621-8,000rpm 最大トルク(ネット値):310N・m(31.6kgm)/0-4,621rpm 一充電走行可能距離(WLTCモード):561㎞ 交流電力量消費率(WLTCモード):153Wh/㎞ 普通充電(6kW)満充電までの時間:約13時間 急速充電(90kW)10-80%までの充電時間:約40分 *数値はPro Launch Edition
ID.4は、ID.シリーズの日本販売第1弾。EV専用のMEBと呼ばれる新しいプラットフォームを使用しているだけに、EVとしての資質が高いのが特徴です。VWは2026年までに10車種のEVを投入予定と、かなり積極的です。
ID.4の実力の程を、自動車ジャーナリストの近藤暁史さんが解説します!
VWの電動自動車ID.シリーズとは?
VWのEVラインナップを指し、初登場は2020年。欧州などでは3から6のほか、ミニバンタイプのBuzzも市販化されている。
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取り回しや実用性は◎ VWならではのEV作り
ゴルフのEV、e-Golfの発売は2014年のこと。VWにとっては、他のドイツ車勢と比べてもEV開発という点で大きなアドバンテージを持つ。そんなVWのEVは現在、ID.シリーズとして販売されていて、全世界で50万台を突破したというから、まさに快進撃だ。
そのID.シリーズの日本上陸第1弾となったのがID.4で、こちらは小ぶりのSUV。気になるサイズ感はティグアンより少し大きいくらい。ここのところ、日本車でもEVのSUVは多いが、どれもサイズが大きいのが難点。それだけにID.4は楽に取り回せて日本の道路事情にもマッチしている。
[インテリア]センスのよさと未来感
派手さがないのは逆に好印象。程よく未来感もプラスされている。
たとえばシフトはメーター横にあるダイヤルを回して操作する仕組みで、今までにない感覚だ。
[ドライブ]パワフルで静粛性も抜群
唐突な加速などなく、市街地でもストレスなく走れる。RRならではの後ろから押される感じは高級感すら感じる。走行音もかなり抑えられていて快適だ。
[航続距離]500㎞超を実現
EVでこだわりたいのは1充電あたりの航続距離。561㎞(プロローンチエディション)を実現しているのはさすが。電欠を気にせずドライブできる。
[ラゲッジ]543Lの大容量を実現
システムの配置に工夫が凝らされているので、ラゲッジは余裕たっぷり。後席を倒せば1575Lにまで拡大が可能で、アウトドアなどでも頼もしい。
内外装ともにデザインがさり気ないのも好印象。EVでは先進性全開なことが多いが、ID.4はその点、程よい感じで初めてのEVにもおすすめ。
2023年、間違いなく大注目のEVだ。
フォルクスワーゲン カスタマーセンター
0120-993-199
フォルクスワーゲン公式webサイト
写真/フォルクスワーゲングループ ジャパン
※記事中の価格表記はすべて税込みです。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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