久々の海外出張の機会に、4輪化したグローブトロッターのトロリーケースの実力を検証する第2回(第1回はこちらから)。
映画007シリーズの誕生60周年にあたる2022年、定番シリーズに先駆けて4輪モデルとして登場した「ジェームズ・ボンド シリーズ」のラージチェックイン4ホイールとともに、北ドイツ、ハンブルクを巡ります。
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なぜダメ出ししていたのか自分がわからなくなる!
かくして荷造りして飛んだドイツ、そしてハンブルク空港は、平常とはいわないが人々で賑わっていた。そもそもドイツ国内で一番人気の旅行先、つまりドイツ人にもっとも好まれる国内デスティネーションが、ハンブルクなのだ。加えて北欧やオランダも近いという地の利もある。
欧州内での人の行き来は元通りどころか、リベンジ消費による巻き戻しが急激で集中しているのは、日本国内と同じ。出張の時期はまだ日本でいわゆる帰国PCRこと陰性証明が必要な頃だったが、彼の地の自由さを再確認した。
飛行機や電車といった公共交通機関でFFP2規格のマスク着用は必須だったが、アフターコロナの旅行業界プロモートとして、あるいはアウトバーンの渋滞回避=CO2 排出の急な増加を避ける事前策として、国内の鉄道の乗車チケット(特急券や席予約は含まず)を9ユーロで乗り放題とする措置を取っていたのだ。これは当然、来訪した外国人にも適用される。これが拍車をかけて、電車などの公共交通機関が欧州内のツーリストでもあふれ、賑わっていたのだ。
飴と鞭でなく、
だから市営の水上バスには波止場の様子からして、普段以上の乗客が押し寄せているようだった。エルベ川を上下する以上、このバスはハーフェンシティのランドマークにして、最新鋭のオペラ兼音楽ホールを兼ねているエルベフィルハーモニーを、遊覧船でもないのに水上から眺めさせてくる。
これとて、旧倉庫を途中まで再利用して元の屋根の上に、波型の屋根をもつ新しい構造を足して、完成された建築だ。音楽ホールというだけでなく一部には住居区画もあり、もちろんハンブルクでも羨望のアドレスとなっている。
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