1962年公開の第一作目から数えて、今年で60年を迎えるスパイ映画『007』。その間6人に渡る主役の世代交代を遂げながら、25本の映画作品を世に送り出しています。どのジェームズ・ボンドにもそれぞれの魅力があり、各作品におけるセクシーでクールなアクションシーンとオシャレな小道具の演出は、観客の期待を裏切りません。
「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
そんな『007』の60周年を記念したアニバーサリーウォッチが、2023年1月にオメガから発売されます。作中、ジェームス・ボンドの身につけているウォッチとして登場したこともあるオメガのシーマスターですが、今回は往年の作品からインスパイアされたエッセンスを詰め込んだ珠玉のウォッチになっています。
歴代ボンドウォッチのデザインが凝縮したステンレススティールモデル
SEAMASTER DIVER 300M ジェームズ・ボンド60周年 ステンレススティール ¥1,089,000
ケース径:42mm、厚さ:14.3mm、防水性:300m、ムーブメント:コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806
ジェームス・ボンドが身につけるウォッチ、通称ボンドウォッチ。オメガのシーマスターは、17作目の映画『ゴールデンアイ』で登場して以降、ボンドウォッチとして選出され続けています。こちらのボンド映画60周年記念モデルは、ダイヤルやベゼルといったウォッチの顔となる部分を『ゴールデンアイ』から、メッシュタイプのブレスレットはシリーズ最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で使用されたボンドウォッチからインスパイアされて製作されました。
そしてダイビングスケールには、60周年記念としてオメガの伝統である逆三角形の代わりに、「60」の数字が配置されています。
蓄光性夜光顔料には2色のスーパールミノヴァを採用。ベゼルの「60」とその下のライン、分針をグリーン、その他のインデックスや秒針にはブルーのスーパールミノヴァを配色し、夜間でも色合いが楽しめる粋なデザインになっています。
ケースバックに錯視を利用したアニメーション搭載!
このボンド映画60周年記念モデルの最大の魅力は、ケースバック。特許出願中のモアレ(縞干渉)を利用したスリットアニメーションで、映画の象徴的なオープニングシーンをケースバックに再現。秒針と連動し、銃口の向こうに立つ007のシルエットが動き続けます。Qの作ったアイテムを彷彿させるような、不思議で面白い仕掛けがウォッチの裏側に秘められています。
ステンレススティールモデルは、ブルーの木製ボックスが付属します。ボックスに施された3つのドットは、初期の映画のオープニングシーンから着想を得てデザインされたもので、右側のものは秘密のプッシュボタンになっています。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする