MonoMax(モノマックス) Web

最新号のご案内

モノマックス 2025年2月号

2025年1月9日(木)発売
特別価格:1,250円(税込)

最新号を見る

モノマックス最新情報をSNSでチェック!

  • MonoMax1月号 付録 キャプテンスタッグ ボディバッグ
  • MonoMax Web YouTubeチャンネルはこちら!
  • MonoMax Web 友達登録でLINE NEWSに登録!
  • MonoMax 公式X(旧Twitter ) 毎月豪華プレゼントキャンペーン実施中!
  • MonoMax メールマガジン 登録はこちらから
  • 【公式】雑誌smart(スマート)
  • 【公式】田舎暮らしの本

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

キーワードで検索

【世界最先端のミドルサイズe-SUV】「BYD ATTO 3」が日本上陸、440万円という車両価格も話題に

執筆者:

BYATTO 3 外観

「王者のワイルド戦略には敵わんぜ」禁断のジムニー顔投入!? 人気SUV風スーパーハイト2代目“新型スズキ スペーシア ギア”がかっこいい!『小沢コージの遊べるクルマ』

電気自動車販売台数世界一(2022年1月〜10月に約140万台を販売)の中国の自動車メーカー「BYD」がミドルサイズ BEV SUV「ATTO 3(アットスリー)」を正式発表し、ついに日本上陸を開始。電気自動車では世界的にやや遅れている感のある日本市場に乗り込んできた。

BYDは1955年にバッテリーメーカーとして創業し、電気自動車だけではなく、ITエレクトロニクスや次世代都市型モビリティなど新エルギー企業として急成長を遂げている。いったいBYD ATTO 3とはどんなクルマなのだろうか。

最新のテクノロジーを満載したミドルサイズe-SUV

BYDは2005年にすでに日本法人「BYDジャパン」を設立し、日本市場でEVバスやEVフォークリフトの事業を展開、EVバスでは日本国内シェア7割を超える実績を残している。

そんなBYDジャパンが、今年7月に日本の乗用車市場への参入を決定、「ATTO 3」、「DOLPHIN(ドルフィン)」、「SEAL(シール)」の3車種を順次導入するとしていたが、いよいよ「ATTO 3」の価格など詳細が明らかになり、2023年1月31日より販売が開始されることなった。

BYD ATTO 3  外観

「ATTO 3」は2022年2月に中国でデビューしたミドルサイズの電気自動車SUV。オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域でも販売され、10月末までのグローバルでの累計販売台数は14万3000台に上る人気モデルとなっている。

ボディサイズは全長4455×全幅1875×全高1615mmと日本市場にもフィットする大きさで、ホイールベースは2720mmと長めだが、最小回転半径は5.35mと取り回しにも優れる。電気自動車らしい躍動感あふれる先進的なデザインが特徴で、「フィットネスジム×音楽」をモチーフとしたインテリアも遊び心のあるものだ。

メカニズム的には、刀のような薄く長い形状をとることでバッテリーのエネルギー密度を高め、正極材にリン酸鉄を使って高い温度安定性や優れたコストパフォーマンスを実現した独自技術の「ブレードバッテリー」や、熱帯地域でも寒冷地域でもバッテリー温度を一定に保つバッテリーマネジメントシステムを採用するのが大きな特徴となっている。

BYD ATTO 3  イメーズ図

EV専用の「e-Platform 3.0」の床下に58kWhのバッテリーを搭載し、最高出力150kW/最大トルク310Nmのモーターで前輪を駆動。航続距離485km(WLTC値自社調べ)を実現している。

また、車両から電気を取り出すV2LとV2Hに対応しており、アウトドアシーンをはじめとするさまざまなシーンでや、給電器を繋げばご家庭に電力を供給することができる。

電気自動車に対する不安要素に積極的に対応

BYD ATTO 3  インパネ

「BYD ATTO 3」には新車保証4年10万km、バッテリー保証8年15万kmが付帯されているが、日本市場での電気自動車に対する不安要素(充電設備/航続距離/メンテナンスへの不安や車両価格の高さ、耐使用年数など)を払拭する努力も随所にうかがえる。

サービス体制については、2023年1月下旬より15都道府県に計22の店舗開業準備室を順次オープンして「ATTO 3」の販売を開始。2025年末までに日本全国100店舗以上の販売ネットワークを構築し、販売からメンテナンスまで充実したアフターサービスを提供するという。

販売ネットワークではBYDアカデミーで専門トレーニングを受けたスタッフがリアルな店舗でアフターサービスを提供、点検、車検や修理のほか、アクセサリーとオプションの販売を行う。また、ロードアシスト、緊急通報システム「E-call」を整備し、タイヤ、ホイールや、ドアミラーなどの修理を含むBYDオーナー向け専用自動車保険「BYD e 自動車保険」も用意して正規ディーラーを通して販売する。

「BYD ATTO 3」の車両価格は440万円とリーズナブルなものだが、4年サブスク型リースプラン「BYD eフラット」、4年残価据置型ローン「BYD e ローン」など、多彩な支払いプランを用意している。

充電については、普通充電やCHAdeMOに対応するのはもちろん、自宅での充電器設定や充電カードなど「インフラ」整備にも積極的に取り組むという。

BYDではATTO 3の導入を進めながら販売ネットワークを充実させ、2023年中頃に電動コンパクト「DOLPHIN(ドルフィン)」、下半期に電動セダン「SEAL(シール)」を導入するとしているが、世界最大の電気自動車メーカーの参入は日本市場にとって大きなインパクトになりそうだ。

この記事のタグ

この記事を書いた人

近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

執筆記事一覧


Website:https://monomax.jp/

モノマックスの記事をシェアする

関連記事

「王者のワイルド戦略には敵わんぜ」禁断のジムニー顔投入!? 人気SUV風スーパーハイト2代目“新型スズキ スペーシア ギア”がかっこいい!『小沢コージの遊べるクルマ』

「日本仕様で初採用のスペシャルカラー」BYD SEALに特別限定車“エディション ペールグリーン”が30台限定で登場

「500万円以上安い!?」ベンツなら1000万円超確実だけど…ほぼ半額“マツダの新型CX-80”は高級感マシマシで走れてコスパがすごい!『小沢コージの遊べるクルマ』

「フロントマスクがカッコ良くなりすぎ!」スズキの新型“ソリオ”が全車に最新3気筒マイルドハイブリッドを搭載して登場

「土屋圭一×ヒョンデの最強マシン誕生!?」開発監修はあのドリキン!アイオニック5Nのパフォーマンスパーツ“DK エディション”が初公開

「ビームスらしさ」が詰まった日産車6モデル、ファン待望!“スズキ スイフトスポーツ”のファイナルエディション ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年12月版)

「車内ネット環境の最適解」エンジンをかけるだけで“使い放題”は超便利!カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーターならカーライフが激変する

「この冬の大本命腕時計」ピエールラニエ機械式モデルの新作は旬のグリーンカラー! 毎日使える“最強の相棒”になる!

「天才たちのタッグで生まれた傑作」個性と機能に溢れる腕時計“ロベルトカヴァリ by フランクミュラー”がすごい!