荷物は必要最小限に留め、身軽に出歩きたいのが今の気分。財布だって、キャッシュレス決済が当たり前になった現在は「ほんのこれだけ!」のお金やカードが入るミニ財布が大人気です。
そこで今回は、イタリア製革小物ブランドのラルコバレーノで大きな支持を獲得しているというミニ財布のうち、3モデルを厳選。実際に試してみて、実力のほどをチェックしてみました!
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高級感たっぷりなアルラン社製ゴートレザーがすごい!
本題に入る前に、まずは改めてブランドの紹介から。
確かな物づくり、本物の安心感、そしてウェアラブルかつ機能的なデザインであること。
イタリア語で虹を意味する“L’arcobaleno”という名前には、ひとつひとつの製品に宿る想いが、虹の架け橋のように世界に届くようにと願いが込められています。
(オンラインサイトより)
イタリアは古くから革製品を取り扱ってきた歴史のある国。優れた質感や発色のいいカラーリングを表現してきたクラフトマンシップや、ファッションの最先端をいくモダンなセンスが、このラルコバレーノにも宿っています。
そして今回取り上げる3モデルすべてに共通しているのが、フランスの高級老舗タンナーであるアルラン社が手掛けた、美しい発色と細やかな型押しで現されたゴートレザーを採用しているところ。自然な光沢を放つ質感や細かな凹凸が、なんともいえない高級感を醸し出していました。また軽くて耐久性が高く、傷のつきにくい素材であることも利点です。
いずれの製品にもラルコバレーノのブランドロゴを素押しのエンボスによってさりげなく表現。さらには、オールレザー・オールハンドメイドで作られたことを示す「TUTTO IN PELLE FATTO A MANO」の文字も箔押しされています。
しかも、色や素材を変えた豊富なバリエーションが用意されているのも特筆すべき点です。今回取り上げたミニ財布も、それぞれ17~38種もの別カラー/別素材のモデルが用意されていました。自分との相性やラッキーカラー、純粋な好みなど、さまざまな視点から望みの製品が見つかるはず。それぞれのサイトを確認してみてください!
Check 1. わずか5mm厚なのにいろいろ入る「スマートミニウォレット」!
ラルコバレーノ「スマートミニウォレット」¥24,200(税込) W12×H8.3×D0.5cm
今回紹介するミニ財布のなかでも、特にイチオシしたいのが「スマートミニウォレット」です。なにせ、圧倒的な薄マチなのに、「でも○○は入らないしな……」という残念な思いをしないで済むからです。
まず見てもらいたいのは、この薄さ。公称値はわずか5mmで、何も入れてない状態だと本当にぺったんこという感じでした。
でも、だからといって「ただ薄くした」だけじゃないのがラルコバレーノのすごいところなんです。
上写真は、ブランドからお借りした革パーツのすべて。この「スマートミニウォレット」は一切の妥協を許すことなく、正面から見えないカード入れの裏側にもしっかり革を張り合わせているんですが、そのため合計18枚もの革を使っているんです(コインケースのササマチなども含む)。
上写真の左は、タンナーから工房へとやってきたときの状態。これに熟練の職人の手による「革漉き」が施されることで、薄マチを実現しています。1cmにも満たない厚みに18枚の革が重ねられているわけですから、単純に計算しただけでも1枚1mm未満……ラルコバレーノの技術力の高さを実感します。
これだけ薄いからポケットにスッと入れられるだけでなく、シルエットにもあまり影響が出ません。だから体のラインが出るジャケットの胸ポケットにも、問題なく入れられました。
さて肝心の収納力はというと、これまた過不足のない確かな出来でした。
正面には4枚分のカード室を備え、カードの一部が見えるつくりのためお目当てのカードにすぐにアクセスできます。
2カ所のフリーポケットは2つに折りたたんだ紙幣やレシートに最適。このフリーポケットは2辺が開いている仕様のため、出し入れが非常にラクでした。これが1辺しか開いていない仕様だと、指をプルプルさせながら紙幣をつまみ出すことになっていたでしょう……。また内部には適度に圧力がかかるため、中身が勝手に落ちるようなこともなさそうです。
ちなみに手前にあるカード室1つも2辺が開放されていることから、上写真のようにクルッと回転させてカードを取り出すことができます。頻繁に使うカードをここに入れておくと便利です。
そして背面には片マチジップ仕様のコインケースも付属。片マチのため硬貨が一カ所に固まりにくく、取り出しやすい配慮がなされています。
驚くほど薄いのに、紙幣・硬貨・カードと一般的な財布に求められる収納構造を一揃い用意しているのが「スマートミニウォレット」のすごいところ。これとスマホがあれば、どこへでもいけそうです。
Check 2. 紙幣を折りたくない人に最適な「スマートカードウォレット」!
ラルコバレーノ「スマートカードウォレット」¥29,700(税込) W8.8×H11×D1.5cm
次に紹介する「スマートカードウォレット」は、「もうちょっと収納量がほしいかな……」という人にぴったりなミニ財布です。
ご覧のようにホック留めの二つ折り仕様で、中面の左右に6つのカード室を用意。どんなに厳選してもそれくらいのカードが必要になるという場合、この収納量は頼りになります。
そしてポイントは、挟み込むようにして収納できる札入れ部分。ミニ財布ながら、折ることなくスポッと入れておけるし、1万円札も窮屈感なしに入るんです。
なぜそこを強調しているかといえば、実は多くの海外ブランドは母国の紙幣サイズに合わせて財布を設計しているため、日本の紙幣がフィットしないケースもあるから。なんでもこの「スマートカードウォレット」は日本で企画されたという話で、その点の心配は無用でした。
背面にはコインケースを装備。ジップが財布の端から配置された構造のため中身が大きく開き、目的の硬貨がすぐに見つかりました。
そして正面にも、さりげなくカード室を配置。ここには非接触ICカードを入れておけば、いちいち取り出すことなくリーダーにかざして決済できました。
いわゆる2つ折り財布に見えて、実は一回りコンパクトな「スマートカードウォレット」。ミニ財布のエントリーモデルとしても最適です。
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Check 3. このコンパクトさはまさに究極な「スマートマイクロウォレット」!
ラルコバレーノ「スマートマイクロウォレット」¥19,800(税込) W8.5×H5.5×D3cm
最後に紹介するのは、まさに極小な「スマートマイクロウォレット」です。
特徴は、そのサイズ感。クレジットカードのサイズは国際規格によって縦53.98×横85.60mmと定められていますが、それとほぼ同じサイズに仕上げられています。つまり、“カードの束”感覚で持ち歩けるミニ財布だということ。財布としては、カードを収納することを考えると、これ以下はありえない極限のミニサイズといえます。
カード収納スペースは3辺にゴムが配置され、1枚でも複数枚でも収納できる作りになっています(推奨は7枚まで)。
フラップ式の2室のポケットも装備。小銭や3つに折りたたんだ紙幣などを入れておけます。
とにかくコンパクトであることを追い求めるユーザーにとって、この「スマートマイクロウォレット」は完成形といえるかもしれません。
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2023年1月6日は一粒万倍日×天赦日の最強開運日!
財布選びに悩んでいる人に、ぜひ知っておいてほしい耳寄りな情報をひとつ。それは、2023年1月6日は最強の開運日だということ。干支の組み合わせによって吉凶を占う「選日」として、何事を始めるにもよいとされる「一粒万倍日」と、大吉を上回る最高の吉日とされる「天赦日」が重なっているんです。財布を新調して運気をアップさせる絶好のタイミングといえるでしょう。
イタリアのクラフトマンシップと現代に求められている機能がギュッと凝縮したラルコバレーノのミニ財布。キャッシュレス社会を迎えるのに、理想的なアイテムばかりです。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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