SUBARUのクルマと言えば、2つの代名詞がある。1つは水平対向エンジン。シリンダーがクランクシャフトを軸に水平方向に左右で対に並ぶ平べったいエンジンで、これにより低重心が可能となり、優れた走行安定性が望めるのが魅力。しかし水平対向エンジンを作るメーカーは世界的にも数少なく、いまや採用する車種がほとんどないのが現状。言い換えればSUBARUの独壇場だ。
そしてもう1つがAWD車。国産初の乗用タイプ全輪駆動車「スバル レオーネ4WDエステートバン」の発売以来、およそ2,100万台ものAWD車を生み出してきた。
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日本仕様車に初めて採用したボディカラー!
SUBARUから水平対向エンジンとAWDで武装した、アウトドアシーンでタフに使えるフォレスター特別仕様車「XT-EDITION」が発売となった。フォレスターで人気のグレード、「SPORT」ベースにアップデートした特別仕様車「XT-EDITION」は北米向けモデルで採用しているボディカラー「ガイザーブルー」を日本仕様車として初設定。ありそうでなかった色だからこそ、マジで買いなモデルなのだ。
SUVらしい逞しさ持つ「XT-EDITION」
特別仕様車「XT-EDITION」は第5世代「フォレスター」の進化版。取り回しのよさと室内の広さを両立したパッケージングとなっているSUBARU AWD車誕生50周年を記念した特別車だ。
ちなみにAWDと4WDは、似て非なるもの。AWD=全輪駆動のことで、4WDは4輪駆動のこと。4つのタイヤを持つクルマのすべてのタイヤが駆動したらAWDと4WDはイコールだが、トラックのように6つのタイヤを持つ場合、リアの4つのタイヤだけが駆動していたら4WDではあるけれど、AWDとはならない。
現在、SUBARUの世界販売台数に占めるAWD車の比率は98%で、そのすべてに水平対向エンジンが採用されている。このSUBARU独自となるシンメトリカルAWDの最大の特徴は、低重心とパワートレーンの優れた重量バランス。だからこそ走破性のよいAWD=全輪駆動の特性をより顕著なものとし、あらゆる天候・路面で優れた走行性能を発揮する。アウトドアシーンで大活躍するSUVとなっているのだ。
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