仕事でもプライベートでも欠かせないデジタルデバイスである、スマートフォン。目新しい機能を凝縮したハイエンド機をはじめ多彩なモデルがあふれていて、自分のライフスタイルに見合ったモデルはどれなのか?と考えると、実に悩ましいものです。
そうしたなか、にわかに人気を集めているのが“一歩先行くジャパンスタンダード”を標榜するモトローラ「moto g52j 5G」。なにがどうすごいのか? 実際に使って試してみました!
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モトローラ「moto g52j 5G」は日本専用に開発されたピュアAndroidデバイスだ!
堅調な人気を博している大きなカギは、モトローラというメーカーそのものにあります。
モトローラは1928年にアメリカ・シカゴで誕生した老舗の通信関連企業です。ラジオに始まり、テレビ・半導体・携帯電話と何度も革新を起こして世界的な名声を獲得してきました。
1960年代には、人類が月面に降り立ったアポロ計画の通信システムを担当(上写真・左)。1973年には、モトローラのエンジニアであったマーティン・クーパーが世界で初めて携帯電話での通話を実現(上写真・中)。1983年には携帯電話「Dyna TAC8000」を世界で初めて商用化(上写真・右)するなど、数多くのエポックメイキングを果たしてきました。培われてきた技術や情熱は、今日のスマートフォン開発にも受け継がれています。
モトローラ製スマートフォンは、すべて「ピュアAndroid」であることも特徴です。「ピュアAndroid」とは、Googleが提供するOS「Android」をカスタマイズすることなく、そのまま搭載している端末のこと。そのため、メーカー独自の不必要なアプリが最初から入れられていたり、最初からメモリ容量を消費されていたりすることがなく、サクサク操作できるというメリットがあります。
さらには、Google社が厳格な要件にあった製品にのみ与える認証「Android Enterprise Recommended」に認定された端末数も、モトローラは他メーカーを引き離しての首位を獲得。ハードウエア性能の高さや定期的なセキュリティアップデートの実施がGoogleによって確認されているから、安心・安全なんです。
今回取り上げる「moto g52j 5G」も、こうした品質を備えたモデル。日本用に開発され、現代に求められる機能を網羅していながら、公式サイト価格で¥39,800(税込)という買い求めやすい価格設定であったのも衝撃を与えました。2022年6月に発売されて以来ファンが拡大しています。
価格.comユーザーが高く評価した製品を選ぶ「価格.comプロダクトアワード2022」では、スマートフォン部門スマートフォン・携帯電話にて銅賞を受賞。その実力は多くの人に認められています。
使ってわかった魅力1/約6.8インチの大画面だから映像に引き込まれる!
「moto g52j 5G」を使ってみて最初に驚いたのは、画面のクオリティでした。
6.8インチとかなりの大画面。解像度はフルHD+の2,460×1,080で、アスペクト比は20:9のIPS液晶を採用。しかも、1秒間に120コマの頻度で画面が更新されるリフレッシュレート120Hzなので、とてもなめらか。動きの早いアクション映画も味わえましたし、反射神経が求められるゲームも快適。シューティングなどはリフレッシュレートの高さが勝敗を決することもありますから、ストレスなく楽しめました。
画面が大きくて高精細だから、文字もくっきり。比較的文字サイズが小さくても読みやすいので、画面内にたくさんの情報を表示させられるのもメリットです。
使ってわかった魅力2/高性能カメラ&多彩な撮影機能で思い出作りも雑事も完璧!
スマホといったらカメラ。SNSにUPする面白映像を撮るにも、大切な思い出を記録するにも、カメラは重要です。
「moto g52j 5G」は外側にトリプルカメラを搭載。約5,000万画素メイン + 約800万画素超広角(118°)&深度センサー + 約200万画素マクロという構成で、遠近で隙がありません。フロントカメラも1,300万画素で、低光量でも明るく鮮明な写真を撮影できます。
背景をボカせる「ポートレート」や人物だけを切り抜ける「カットアウト」などたくさんの撮影モード・メニューが備わっていますが、おもしろかったのが「デュアル撮影」。インカメラ+アウトカメラの2レンズによる同時撮影が可能です。こどもの様子を撮りながら自分も写り込んだり、モノを撮影しながら感想を記録したりと、いろいろな使い方ができそうです。
カメラや写真を使って目の前のモノを検索できる「Google レンズ」も標準搭載。「これ、何ていう製品だっけ?」「いくらで買えるかな?」といった疑問も、これを使えば即座に解決します。
このほか便利だったのが、カメラ撮影時に画面内に出てくるボタン以外でもシャッターを押せること。手ブレを抑えたいときには音量キーを使えばOKですし、設定すれば画面の任意の場所をタップするだけでもいいので、ストレスなく撮影できます。
モトローラオリジナルのジェスチャー機能「moto/ジェスチャー」も快適でした。画面オフの状態からでも、スマホ本体を2回ひねるだけでサッとカメラが起動するので、シャッターチャンスを逃さずに済みます。
このほか「moto/ジェスチャー」では、「2回振り下ろすとライト起動」「3本指の長押しでスクリーンショット」といったジェスチャーも用意されていました。
使ってわかった魅力3/Felica機能搭載だからカードレスなスタイルにマッチ!
かなりのお買い得モデルなわけですが、だからといって性能に妥協がないのが「moto g52j 5G」の魅力。むしろ、モトローラとしてはじめておサイフケータイ対応のFeliCa機能を搭載させています。Suicaをはじめとする多彩な非接触型決済サービスを利用できるので、交通機関の利用はもちろん、コンビニや自動販売機でのキャッシュレス決済も行えます。
マイナンバーカードや運転免許証の読み取りも可能。「マイナポータル」や「接種証明書」といったアプリにも対応しています。
使ってわかった魅力4/基本性能がタフでストレスなく使えた!
このほかにも優秀な機能が備わっていました。
バッテリー容量は約5,000mAhと大きめで、映画の視聴や長時間のネットワーク利用でもまったく問題なし。
心臓部にあたるSoCには、さまざまなコンテンツで最適なパフォーマンスを発揮するSnapdragon™ 695 5Gを採用。複数のアプリを立ち上げてもカクつきが少なく、スムーズに操作できました。
IP68相当の防水・防塵性能も実現。うっかり浴槽に落としてしまうようなことがあって大丈夫です。
「moto g52j 5G」は今どきなライフスタイルにぴったりなお買い得スマホだった!
高性能化とともに高価格化も進んできたスマホ。ハイエンド機は10万円を超えるなんてザラで、なかには20万円に届くモデルもあるから、相当な覚悟と入念な予算計画が必須です。でも、実際には高機能すぎて手に余ることも。自分にとって本当に必要な機能はなにか? 自分の中の“スタンダード”を見つめ直してみることも重要です。
モトローラ「moto g52j 5G」は、そんな機会を与えてくれるスマホでした。不満のない出来で、「足るを知る」体験ができました。
その実力を、ぜひ味わってみてください。
プラットフォーム |
Android™ 11 ※1 |
プロセッサー |
Qualcomm® Snapdragon™ 695 5G 2.2GHz オクタコア (2.2GHz x 2 + 1.8GHz x 6) |
メインメモリ※2 |
6GB |
SIM |
タイプ:nanoSIM/eSIM スロット数:1(nanoSIM)、DSDV ※3 |
内部ストレージ ※4 |
128GB |
外部メディア規格 |
microSD |
外部メディア最大容量 |
1TB |
ディスプレイ |
約6.8インチ 2,460x1,080 (FHD+) 20:9、IPS、リフレッシュレート 120Hz |
カメラ |
アウトカメラ:約5,000万画素メイン (f/1.8) + 約800万画素 超広角(118°)深度センサー(f/2.2)+ 約200万画素マクロ (f/2.4) LEDフラッシュ インカメラ:約1,300万画素 (f/2.2) |
サイズ |
高さ約171.0mm x 幅約76.8mm x 厚さ約9.1mm(最薄部) |
重さ |
約206g |
バッテリー ※5 |
5,000mAh |
充電方式 |
15W TurboPower™ チャージ対応 |
通信機能 |
Wi-Fi:Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) Bluetooth®:Bluetooth® 5.1 テザリング:〇 NFC/おサイフケータイⓇ※6:〇/〇 |
インタフェース |
USB-Type C (USB 2.0) |
生体認証 |
指紋認証、顔認証 |
防水防塵 |
IP68 |
※1 利用可能な新しいプラットフォームへのアップデートがある場合、ホーム画面上に通知メッセージが表示されます。メッセージの指示に従い、アップデートを実行することでプラットフォームのバージョンを最新にすることができます。製品の生産時期により記載されているプラットフォームより新しいバージョンが搭載されている場合があります。
※2 メモリの増設や交換はできません。
※3 デュアルSIM構成はnanoSIMとeSIMとなります。SIMトレイでは物理SIM(nanoSIM 1枚)とmicroSDを同時使用できますが、nanoSIM2枚を同時使用できません。eSIMの使用はすべての携帯電話キャリアでサポートされているわけではありません。
※4 内部ストレージの増設や交換はできません。システムの領域が存在するため、容量すべてがユーザーの使用可能な領域とはなりません。
※5 電池は劣化します。記載した電池能力は、新品状態でのパフォーマンスとなります。バッテリーが相当量消費されている場合に限ります。充電が進むにつれ充電速度は低下します。バッテリー駆動時間の説明内容は概算であり、最適なネットワーク環境下での、さまざまな使用プロファイル(使用時間とスタンバイ時間の両方を含む)でテストされたユーザーの平均値に基づいています。実際のバッテリー性能は、信号強度、ネットワーク環境、デバイスの設定、動作温度、バッテリーの状態、使用方法などの多様な要因によって変動します。
※6 おサイフケータイRは、株式会社NTTドコモの登録商標です。
文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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