歳を重ねるごとに一個人が考える“センス”も変わっていく。MonoMaster3月号特集「MY ROOM STYLEセンスのある空間。」では、部屋作りの達人たちがこだわりを詰め込んだ個性が光る空間を取材。その特集内から2人目に登場していただくのじゃお笑い芸人/ ニブンノゴ!・大川知英さん。アメリカントイがびっしりと詰め込んであるコレクションルームは、以前より2倍の広さとなるスペースへ引っ越し、余裕を持った間取りとなったはずなのになぜがギュウギュウ。だからといって無造作に並べてあるのではなく、絶妙なカラーバランスを保っている。まさにこれぞセンスのある空間だったのだ。
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PROFILE
お笑い芸人
ニブンノゴ!・大川知英さん
地元の先輩、友人とお笑いトリオ「ニブンノゴ!」を結成。アメリカントイだけでなく、貴重なヴィンテージジーンズなども多数コレクション。ヴィジュアル系ロックバンド「jealkb」でギタリストとしても活動中。ユーチューブチャンネル@vintagecultureclub72
バツイチになり、収集癖が爆発!
前の部屋から2倍の広さとなる50畳のスペースへと引っ越して半年。広くなったにも関わらず、びっしりとアメリカントイが詰まったお笑い芸人・大川知英さんの趣味部屋。
「子どもの頃からゾイドやキン消しとか、おもちゃ集めは好きでしたね。フィギュア集めを始めたのは『トイ・ストーリー』から。でもお笑いの仕事に集中しようと、一度はコレクションを実家に送ったんです」
それから本格的に集め出したのは2014年のこと。
「離婚して一人になったことがきっかけです。一人暮らしになった瞬間に“趣味を爆発させる”ということで、コレクションを復活させたんです」
9年間でカテゴリーも幅広くなり、コレクションは一気に増えた。
「所ジョージさんが主催するアメリカンピクニックデイに行ったとき、出店しているブースでアメリカントイに出会ってアメトイも集め始めました」
以来、個人輸入にも手を伸ばした。
「看板とかキャラクターとか、アメリカンアドバタイジングは赤、黄色、白が主体だから部屋に飾ると色が偏ってくる。センスがいい空間にするには色彩感覚が重要だと思うんです」
コレクションがぎっしり詰まった部屋だけれど、バランスが取れている。
「赤だけが集中しないようにバラしてみたり、アメリカントイには数少ない青や緑を足したり、カラーバランスを見ながら配置してるんです」
大川さんのコレクションルームはレアものの宝庫!
マフラー以外はオリジナルのスズキGS1000は自分と生まれ年が同じ1978年製。
ヴィンテージのレザーやTシャツなどのコレクションも一部飾っている。
漫画家・鳥山明先生と親しく、キャラに寄せた似顔絵をいくつも描いていただいている。
おそらく日本に1つしかないレアもの看板も存在する。
この空間で後輩芸人・まんじろう米女さんとユーチューブ動画を撮影している。
工場跡なのでインダストリアルライトがよく似合う。
アメリカンダイナーを意識したコーナーも設置。
photo/Makoto Yamada edit & text/Shin Nogami(SIESTA PLANET)
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