大型自動二輪免許が以前より取りやすくなっているので、マーケットは大型バイクが活況だ。しかも大型バイクのカテゴリーでは輸入車と国産車の価格帯に大きな差がなくなっているので、憧れの輸入車に手が伸びやすく、シェア率は輸入車が圧倒的に有利な状況。
大型自動二輪免許の取得が困難だった時代は、小・中型自動二輪車がバイクのメインマーケットであり、そのカテゴリーを得意とする国産車は市場に溢れていたというのに……。小・中型自動二輪車と大型自動二輪車のメリット・デメリットを比較すると、国産車人気復活の糸口が見えてくる。
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小・中型と大型のメリット・デメリット
小・中型自動二輪車のメリットは取り回しがいいこと。反対に大型自動二輪車は大柄なエンジンのため取り回しの悪さがデメリットとなる。しかし大きな排気量により大型自動二輪車はパワフルなのでストレスなくロングツーリングが楽しめるというのがメリット。小・中型自動二輪車は非力なので追い越しなどが大変でロングツーリングでは小排気量はデメリットとなることも。
維持費を考えると中型自動二輪車であっても250cc以上は車検が必要なので、大型自動二輪車と変わらなくなってくる。ということは非力なのに維持費が大型自動二輪車と同様の中型自動二輪車は、デメリットと言えるのか? そう考えると答えは見えたようなものだ。
取り回しがいいストリートマシン、ホンダの「CL250」
現状、小・中型自動二輪車は国産・輸入車とも、ラインナップが非常に限られている。そんなニッチな世界に光を当てるべく、Hondaから新型軽二輪スポーツモデル「CL250」が登場する。水冷4ストロークDOHCエンジンを搭載し、排気量は249ccとなっている。つまり車検が必要ないのは維持費が安く超メリットだ。
いま一度そのクラスのメリットを見つめてみると「取り回しがいいこと」だったはずだ。「CL250」は軽快な走りをイメージさせるスクランブラースタイル。小気味よく走れるアップライトなライディングポジションでストリートにぴったりのマシンなのだ。
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この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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