MonoMax5月号増刊では、あの「セガ」とコラボした付録が付いてくる!これに合わせて、気になるセガの歴史や名作ゲーム、開発者の秘蔵インタビュー、そして最新タイトルについてまとめた今回の企画「セガ解体新書」。第1回はコンシューマーゲーム機からトイ、アミューズメント機器まで誰もが知るゲームを生み出してきたセガの歴史と名作を振り返る。
CONTENTS
「ファミコン・スーファミ…」昭和世代が懐かしい任天堂ゲーム機、ポケモンの“超手軽にカード収集が叶う”話題必至ゲーム ほか【ホビーの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
1960年代―伝説の始まり―
セガ·エンタープライゼス誕生
「Service Games」、その頭文字を取って「セガ」。その歴史は戦後の復興期から始まる。第二次大戦後にジュークボックス(レコードの自動演奏装置)やスロットマシンの輸入会社として創業した同社はサービス ゲームズ ジャパンと改名する。そこから分社化した日本娯楽物産が国産初のジュークボックス『セガ1000』を開発。そこから同社はアーケードマシンの製造、アミューズメント施設の運営も行うようになる。そして1965年にセガ・エンタープライゼス(現・セガ)が誕生した。ここからセガの伝説が始まる。
『ペリスコープ』発売
最初の一歩は世界的なヒット作に。1966年にセガ・エンタープライゼスはエレメカ(電子遊戯機)『ペリスコープ』をリリースした。これは筐体に設置された潜望鏡を覗き込み、左右に動く戦艦(船)に向かって魚雷を発射するというシューティングゲーム。コインを入れると潜望鏡のシャッターが開き、発射した魚雷が戦艦にヒットすると光を放ち爆発音が響くという演出がすばらしい!このゲームは北米や欧州においても注目を集め、各地の遊園地などに設置された。日本発のゲームが海外に進出するという最初の例となったのである。
ペリスコープ
オーセンティックなデザインの筐体は、今見てもワクワクする。遊びの楽しさが詰まった先駆け的なシューティングゲームだ。
1970年代―世界的なゲームメーカーへの飛躍―
『ポントロン』発売、世界的ゲームメーカーに
生まれたばかりのゲーム業界に新風が吹いた。それが『ポン(PONG)』と呼ばれるテレビモニターの画面内に表示されたパッドを操作して、ボールを打ち返すピンポン(卓球)ゲームだ。セガもその流れに乗り、1973年にテレビとICを組み合わせたビデオゲーム『ポントロン」をリリース。セガにとって初のビデオゲームとなる。そこからセガは意欲作を数々とリリース。潜水艦ゲーム『ディープスキャン』やジャングルを行き交う猛獣を麻酔銃で撃つ『トランキライザーガン』といった名作も登場した。セガは一躍世界的なゲームメーカーになる。
ポントロン
セガのビデオゲーム用筐体の記念すべき1作目として名高い。ゲームの歴史を語る上で外せない、重要な歴史の証人といえる筐体だ。
この記事のタグ
モノマックス2024年12月号のご案内
この記事を書いた人
カバン、財布、腕時計、アパレルなどのファッションアイテムから、家電、文房具、雑貨、クルマ、バイクまで、「価格以上の価値あるモノ」だけを厳選し、多角的にお届けします!
Twitter:@monomaxweb
Instagram:@monomax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする