1980年代―伝説的ハード誕生―
『SG–1000』発売、家庭用ゲーム機の時代
80年代に入り、家庭にホビーパソコンなどが普及し始めた。アミューズメントセンターなどで遊べるビデオゲームを自宅で遊ぶという文化が生まれる。1983年7月15日、セガは初の家庭用ゲーム機「SG–1000」をリリース。これは任天堂のファミリーコンピュータと同じ発売日だ。セガは他社のアーケードゲームを、「SG–1000」向けに移植したものをリリースするなど積極的に展開。セガは翌年「SG–1000II(セガ・マークII)」、1983年には「セガ・マークIII」をリリース。家庭用ゲーム機の時代が到来する。
SG-1000
SGという名前は、「SEGA GAME」の略称。ジョイスティックコントローラーが、今見ると新鮮。当時最先端のCPUは8bit!
「ロボピッチャ」発売、そして「UFOキャッチャー®」稼働
セガは家庭用ゲーム機、ゲームソフトの開発のみならず、トイやアミューズメント機器など多彩な展開をしている。1984年には室内用ピッチングマシン「ロボピッチャ」をリリース。1985年にはアミューズメント施設向けにプライズゲーム機「UFOキャッチャー®」を展開した。同機はバージョンを変えながら現在も日本全国のアミューズメント施設に設置されている。1995年にはアトラスと共同開発した写真シール機「プリント倶楽部」が一大ブームを呼ぶなど、時代を変えるガジェットをいくつも生み出してきた。
ロボピッチャ
当時の野球少年たちを虜にした伝説のトイ!ちなみに、当時放送されたCMでは若かりし頃の「湯川専務」が出演していた。
UFOキャッチャー®
今なおゲームセンターの主役であり、さまざまなメーカーが作っているクレーンゲーム機の歴史も、セガから始まった!
「メガドライブ」「ゲームギア」発売、セガの時代に
セガは常に時代の先端を走る。1988年、セガは他社に先駆けて16bitのCPUを搭載した家庭用ゲーム機「メガドライブ」をリリース。CD-ROMドライブ「メガCD」や32bit機として能力を拡張する「スーパー32X」などの周辺機器によって高い拡張性を見せた。同機は北米で「GENESIS」という名称で発売され、他社の家庭用ゲーム機を凌駕するほどのシェアと知名度を誇ったことも。また、1990年には携帯ゲーム機「ゲームギア」をリリース。国産携帯ゲーム機では初となるバックライト付きカラー液晶を搭載していた。
メガドライブ
今回、MonoMax5月号増刊付録でもコラボした伝説のビデオゲーム機。発売から35年が経とうとする今でも愛される傑作ハード。
『スペースハリアーⅡ』
メガドライブ本体と同時発売した、3Dシューティングゲーム。そのスピード感と迫力は当時から評価が高く、大人気ゲームに。
ゲームギア
携帯ゲーム機ながら、別売りのTVチューナーパックをセットすると液晶テレビとして使用できた。実にセガらしいハードだ。
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