自然で広がりのある音を実現！大型ダイナミックドライバーを搭載した「フィーオ」初の開放型ヘッドホンに注目

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エミライは中国に本拠を構えるFiiO（フィーオ）のヘッドホン「FT3」をローンチ。6月9日より販売を開始した。

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「FT3」は、60㎜径の大型ダイナミックドライバーを搭載したFiiO初の開放型ヘッドホン。空間の広がりを感じられる音場感と、力強く深みのある低域を実現している。また、この大型ダイナミックドライバーは、大きな信号入力を受けても歪みにくい特性を備えており、7Hzから40,000Hzの広い帯域を極めて自然に再生するという。

「FT3」には、ダイヤモンド並みの強度を誇るカーボン素材DLCを用いた振動版を採用。この振動版は剛性が高く、急激な動きが加わってもたわみにくいため、歪みを全帯域に渡って効果的に低減することが可能だ。さらに軽量性にも優れるため、優秀な過渡応答特性も備えている。また、エッジ部にはベリリウムコーティングを施すことで、音質に悪影響を及ぼす振動を適切に制御。より透明感のある音を実現している。

ドライバーユニットを装着時に耳の穴と並行になるように、角度をつけて配置することで、出力される音波を鼓膜まで直接届け、物理的な干渉による高域の損失を低減。この仕組みは音質に悪影響を及ぼすハウジング内の定在波を効果的に抑制する役割も担っている。

さらにハウジングの背面にドライバーから発生する音波を適切に誘導するために設計された音響反射チップを配置することで、ハウジング内の不要な反射を制御し、理想的な周波数特性を実現している。

非常に強力な磁束を備えたN52グレードのネオジム磁石を搭載。それだけではなく、このネオジム磁石をドライバーユニットの外側と内側に2つ搭載し、さらに非対称型に配置する内外磁気回路設計を採用することで、ボイスコイルを駆動する磁束密度を効果的に高めている。これにより、特に瞬間的に大きなエネルギーが必要になる場合でも、振動版の動きを適切に制御することが可能になったという。

「FT3」は、頭にヘッドホンが適切にフィットするように設計した3軸可動デザインを採用。ヘッドホンの3箇所が独立して可動することによって、どのような頭の形状であっても快適な装着感が得られるだけでなく、密閉性が高まることで音質を最大限に引き出すことを可能にしている。

さらに、「スエードイヤパッド」「プロテインレザーイヤパッド」という装着感と音質の異なる2種類のイヤパッドを付属。「スエードイヤパッド」は臨場感や高揚感を感じさせるバランスの取れたサウンドを、「プロテインレザーイヤパッド」は広い音場感や明瞭でディテール豊かなサウンドを特徴としている。

また、FT3には本革製の専用収納ケースを付属。取り回しが良く、高級感があるこのケースに収めることで、予期せぬアクシデントから「FT3」を保護することができる。

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