“iDeCo”は老後資金をお得に準備するならマスト
金山 iDeCo(以下イデコ)もNISAと同じくらい話題になりますね。
西山 イデコは、個人で老後資金をお得に準備できる制度掛けが全額所得控除となるなどメリットが大きいので注目されています。イデコも昨年、制度改正があったんです。
金山 どう変わったんですか?
西山 一番は拠出する企業業型DC(企業が掛け金を拠出する企業年金制度)加入者がイデコに入りやすくなったことです。
金山 会社員の人にメリットが大きい改正だったんですね。
西山 ただ、一部加入できない人もいるので要注意です。また、イデコは手数料が発生するので、月1万円程度以上出せる人でないとメリットが薄れるという一面もあります。比較的家計に余裕がある人が向いている投資です。
iDeCo 2022年の法改正
“ETF”は自由度の高い投資ができるけれどリスクあり
金山 投資の勉強をしていると、ETFという言葉がよく出てきます。NISAやイデコとどう違うんですか?
西山 ETFとは上場投資信託という商品のひとつ。NISAとイデコは制度を指すので、まったく違うものです。
金山 じゃあ、NISAとイデコを始めるとは、どういう意味なんですか?
西山 NISAやイデコという制度に申し込み、その制度の中で購入可能とされている商品を買うということです。ETFは商品なので、証券会社に口座を開いてETFを買います。ETFは比較的少額で分散投資ができることと手数料が低めなことから注目されています。海外の資産に投資する海外ETFもあります。先進国や新興国の株のほか、金や石油などコモディティと呼ばれる商品のETFもありますよ。
ETFとは?
投資信託の一種で「上場投資信託」の意味。投資信託は1日1回、値段が決まるが、ETFはリアルタイムで値段が変わり、株のように値動きを見ながら、円と値段を決めて売り買いが可能。
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ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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