今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。第25回に取り上げるのは「Zoffのシーブルー#14」です。
『SDGs』を今一度おさらい!
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
CONTENTS
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“聖地”に漂流した海洋プラスチックをメガネフレームへとよみがえらせる
国内に流通するメガネフレーム生産の9割以上を占め、“メガネの聖地”として知られる鯖江。
すぐ近くには雄大で美しい若狭湾が広がっているが、近年は流れ着く海洋ゴミによる被害が問題化している。
そこでメガネブランドのZoffは、地球や社会が抱える様々な問題にアプローチする「シーブループロジェクト」の下で、若狭湾に漂着したペットボトルゴミをメガネフレームとして再生させた「シーブルー#14」を開発した。
Zoff
シーブルー#14[ZT221009-14F1]
¥8,800(セットレンズ代込)
問:ゾフ カスタマーサポート TEL:0120-013-883
https://www.zoff.co.jp/
地域のボランティア活動によって収集されたペットボトルゴミを手作業で仕分けし、再生可能なゴミをきれいに洗浄。
粉砕して溶かしてから再生材として加工し、最後にフレームへと成形させている。
集められたペットボトルゴミは洗浄後に細かく砕き、溶かされ、再生材へと生まれ変わる。
なお、メガネは直接顔に装着する視力補正器具であり、ただ成形しただけでは製品として成り立たない。
メガネとして必要なしなやかさや強靭さを出すために、再生材に加工する段階での工程を何度も見直し、品質も追求したという。また、耳から後頭部にかけて頭を包み込むラインのカーブをかなり内側に設定し、柔らかく頭をホールドできるようにしたのも特徴だ。
サステナブルなメガネフレームをつけることで、今の世界に対する視界がよりクリアになるはずだ。
鯖江近くの若狭湾には大量の海洋ゴミが打ち上がる
福井県から京都府にかけて日本海に面する若狭湾には、国内外から多くの海洋ゴミが砂浜に打ち上がる。その内容は主に生活・産業ゴミで、ペットボトルも少なくない。地域住民による環境保全活動も頻繁に行われている。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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