国際的な時計イベントも行われ、いよいよ2023年の新作が揃い踏み!中でも、今年続々と新作が登場している「カラーダイヤル」は、特に明るいトーンで表現されたモデルが多く、高級時計の新トレンドとしての注目度は高い。そこで今回は、特に目立ったサーモンピンク、アイスブルー、ライトグリーンの3色をピックアップ。最注目モデルを一挙にご紹介!
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カラーダイヤルで時計の新たな価値を表現!
時計ジャーナリスト 渋谷康人さん
国内外の時計工房に足繁く通いこんだ取材力を武器に、時計業界に鋭い目を向ける業界のご意見番。
時計業界最大の祭典「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2023」が4月に開催されるなど、多くのブランドが今年中に発売される新作を発表し終えた現在。2023年のトレンドの全貌がようやく見えてきた。
中でも大きなトピックとして関係者から話題を呼んでいるのが、色鮮やかなカラーダイヤルの存在だ。これまでもグリーンやブラウンといった、スタンダードではないカラーを採用する例は増加傾向にあったが、今年は明るいライトトーンのカラーダイヤルが数多くのブランドから登場している。時計ジャーナリストとして活躍する渋谷康人さんは、このトレンドについて「時計業界を取り巻く大きな変化が背景にある」と話す。
「世代交代が進んでいる証だと考えられます。これまで主要顧客として高級時計を買い支えてきたメインの層が徐々に移行しはじめており、ブランド側としてはそうした新しい層に向けたアプローチが求められているのです。サーモンピンクなど人によっては着用に少し勇気がいるカラーかもしれませんが、いずれも気持ちがアガる色合いであり、独特の価値を有していると感じています」
今回ピックアップしたサーモンピンク、アイスブルー、ライトグリーンの3色は特に目立っていた。ここから、新しい“高級時計”像がスタートするのかもしれない。
トレンドCOLOR.1【サーモンピンク】
特に目立ったのが、このサーモンピンク。ジェンダーレスな流れも背景に、紳士が着ける高級時計の選択肢のひとつに加わった。
[サーモンピンク① チューダー]エレガントな新定番時計が華やかな色合いに
チューダー/チューダー ロイヤル
¥315,700
問い合わせ:日本ロレックス /チューダー TEL:0120-929-570
クラシックとスポーツのスタイルが融合した名シリーズに、気品あふれるサーモンピンクカラーが初お目見え。大きなデイト表示や一体型ブレスレットが特徴で、伝統に裏付けられた意匠が細部に施されている。ケース径41mm、10気圧防水、自動巻き
縦縞に刻まれた装飾とポリッシュ仕上げが交互に配されたノッチドベゼルも特徴。エレガントな印象を高める。
[サーモンピンク② ノモス グラスヒュッテ]わずか8.2mm厚のスリムケースモデル
ノモス グラスヒュッテ/クラブ キャンパス コーラルピンク
¥220,000
問い合わせ:大沢商会 TEL:03-3527-2682
ケース厚8.2mmとスリムなスモセコモデルを、ピンク珊瑚を思わせる鮮やかなカラーに彩色。ローマ数字とアラビア数字がミックスしたバイリンガル文字盤も特徴。ケース径36mm、10気圧防水、手巻き
[サーモンピンク③ オリス]モダンな印象に仕上げたパイロットウォッチ
オリス/プロパイロットX キャリバー400
¥588,500
問い合わせ:オリスジャパン TEL:03-6260-6876
1900年初頭から続くパイロットウォッチの歴史を引き継ぎ、洗練されたデザインに仕上げたモデル。高い耐磁性、5日間パワーリザーブ、10年保証を備える自社製ムーブメントを搭載。ケース径39mm、10気圧防水、自動巻き
エッジが鋭く直線的に構成されたケース。規則正しく溝が加えられたベゼルも特徴的だ。
サーモンピンクはこう着こなす!
着こなしは暖色系にまとめるのが基本。濃すぎる色や多色使いは子供っぽくなるので、抑制的なチョイスを心がけたい。天然素材とも好相性だ。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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