【集中連載】今語りたい名車 Car No.8 日産 ノート NISMO S
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
このたび、当連載がめでたく25回を迎えます。
そこで、これまで当連載で扱ってきた名車を本ブログにて1台ずつご紹介。
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第8回の名車は日産 ノート NISMO Sです。
現代的なチューンナップで作られた
古典風味の痛快ホットハッチ
日産 ノート・ニスモSは、実用ハッチのノートをベースにした、いわゆる“自動車メーカー純正チューニングカー”だ。
ノートはご存じのとおり穏健派のコンパクトハッチだが、このニスモSはまったく別物。
それこそ骨格である車体を組み付ける段階で各部に綿密な補強を加え、通常のラインナップにはない1.6Lエンジンを専用チューンで140ps/16.5kgmまでに引き上げて搭載。
同じく設定のなかった5速マニュアルトランスミッションと組み合わせ、電動パワーステアリングの設定を変更し、サスペンションとブレーキも専用のものへと換装し……と、あらゆる部分にスポーツドライビングへとベクトルを向けたチューンナップが施されている。
その走りの楽しさは、ノートであってノートじゃない俊敏かつ痛快なもの。
価格は224万4240円と、チューンの内容を考えればバーゲンプライスともいうべき設定となっている。
●ここにも注目!
専用の空力パーツも与えられ、グッと低くと踏ん張ったようなその姿も、ファミリー向けコンパクトハッチのスタンダード版ノートとは似て異なる精悍さ。全身にチューンが加えられ、スポーツカー並みの楽しさを手に入れた。
取材・文/嶋田智之 撮影/池之平昌信
(本文の内容は2015年時点のもの)
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