ガンプラの生産拠点・静岡県にあるバンダイホビーセンターへ潜入! 今回は特別に「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する主人公機「HG 1/44 ガンダムエアリアル(改修型)」ができるまでを、各担当者のお話しとともにお届けします!
CONTENTS
「ファミコン・スーファミ…」昭和世代が懐かしい任天堂ゲーム機、ポケモンの“超手軽にカード収集が叶う”話題必至ゲーム ほか【ホビーの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
ナビゲーターはリンクルプラネット2期生 小橋川梢さん
ナビゲーターは、プラモデルの楽しさを世界中に広めているアイドルグループLINKLPLANET(リンクルプラネット)2期生の小橋川梢さん。
①企画・開発
〈企画〉メディア展開・ユーザーの意見などをふまえ、どんなガンプラを作るか考え、決定した内容をもとに、開発がスタート。最初の仕様検討から、各チームと具体的な仕様を詰めていき、試算が完了するまでの期間はおよそ5カ月。
〈開発〉全体を指揮し、設計や金型の担当者それぞれの目線の意見を吸い上げ、協力しながら開発を進行。ガンダムエアリアル(改修型)はアニメ制作と並行しての進行。そのため、通常商品よりも時間がかかっているそう。
シールドの分離合体や武器の合体ギミックなども含めて、今までガンプラに触れたことのないお客様でも楽しめるような工夫を盛り込みました。
例えば、特徴的な頭部はパーツ分割により、組み立てただけで劇中のかっこいいイメージが再現できるようになっています。
また、ポリキャップを使用せず、パーツを挟み込む構造を極力避けたことで、スムーズに楽しく組み立てられるよう商品開発を進めました。
②設計
デザインと構造、ギミックを両立させるパーツ構成を創るため、まずコンピュータの中に完成したガンプラを作り、ガンプラのデータをパーツごとに分割。予定されていたギミックを盛り込んだり、十分な強度が出るように調整が行われる。使う素材や製造工程のプランニングも担当。
③試作
いわゆる3Dプリンタで光造形を出力、設計データそのままの試作(プロトタイプ)を作成。光造形を実際に組み立てることで動きやギミック、設計に問題がないかを確認している。ホビーセンターにはプリンタ感覚で使えるシステムがあり、短期間での試作の作成が可能になっている。
特徴的な武器のギミックの再現が悩みどころでした。設定に準じた変形ギミックを、簡単にストレスなくできること、楽しく遊べることなどを検討しながら進め、意匠面で2体、ギミックなどで3体ほど試作・確認を重ねています。
特にギミックにはこだわり、試作数は通常より多いです。少ないパーツ数で誰でも簡単に組み立てられる構造、色再現やインモールドパーツの採用で、より完成度の高い製品に仕上げています。
この記事のタグ
この記事を書いた人
カバン、財布、腕時計、アパレルなどのファッションアイテムから、家電、文房具、雑貨、クルマ、バイクまで、「価格以上の価値あるモノ」だけを厳選し、多角的にお届けします!
Twitter:@monomaxweb
Instagram:@monomax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする