【信頼度マシマシのサンダル】ビルケンシュトックの新作は“やりすぎないソフトさ”がいい!/編集長 奥家の「コレ買いです」Vol.18
執筆者: 編集長/奥家慎二
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、大人のレザーサンダルブランドとして名高いビルケンシュトックの「アリゾナ ソフト フットベッド」をチェックしました!
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「暖かいリカバリーサンダル」先駆者的ブランド・ウーフォスの新作は足元から保温と回復を一緒に叶えてくれて優秀すぎる!
抜群の履き心地と大人な洒落感がたまらない!
大人の男性なら、誰しもが一度は憧れただろうビルケンシュトックのレザーサンダル。セットアップでバシッとキメながら、このサンダルでうまく抜け感を演出した着こなしって、本当カッコいいですよね。
私が初めてその魅力に触れたのは、ファッションに強い興味を持ち始めた高校生のときでした。必死にお金を貯めて、2本ストラップの大定番「アリゾナ」を購入したんです。それまで履いていたチープなサンダルとは比べ物にならないほどカッコいいし、ビックリするほど履き心地もいい。以来、夏の休日の定番靴はすっかりビルケンシュトックになりました。
2019年には、ドイツにあるビルケンシュトックの本社工場にも訪問。現地の職人さんが丁寧に作業されているのを見て、改めてこのブランドのすごさを味わいました。
絶妙な柔らかさでブランドへの信頼はさらに高まった!
ビルケンシュトック「アリゾナ ソフト フットベッド」¥16,500(税込)
そして今回は、「アリゾナ ソフト フットベッド」をご紹介していきます。
ポイントはフットベッドです。
ご存知のない方に向けて説明をいたしますと、ビルケンシュトックのサンダルの核心はフットベッドにあります。1774年に創業して以来、ビルケンシュトックはシューズマイスターとして“足の医学”を研究し続け、1902年には柔軟性のあるフットベッドの製造および販売をスタート。20世紀に入っても足の整形外科学に関するベストセラー本を発行したり、今日のコンフォートシューズの先駆けとなる医療用サンダルを発売したりと、靴業界に話題を提供し続けてきました。そもそも、
ビルケンシュトックはフットベッドの生みの親であり、そして今日使われる“フットベッド”(足のベッド)という言葉そのものを世に生み出したブランドです。(公式webサイトより)
という、フットベッドという存在の生みの親なんです。
ビルケンシュトックのフットベッドの特徴は、その形状と材質にあります。
足の裏に自然とフィットするような立体的な形状で、特定の場所に余計な負荷をかけず、かつ土踏まず部分が下がらないように下支えするアーチサポート構造を備えていること。また通気性や吸汗性のいいスエードやジュート、弾力性のあるコルクやラテックスといった天然の材料を積み重ね、足をベストな状態へと導いてくれるんです。
……というのが、ビルケンシュトックのサンダル全般で採用されているフットベッドのお話。今回ご紹介するモデルには、従来のモノとはちょっと異なる「ソフトフットベッド」が使われているんです。
はい、「ソフト」なんです。
見た目には「ソフトフットベッド」のロゴが入れられているくらいしか違いがわからないのですが、内部に発泡ゴムクッションが組み込まれているんですね。だから、指で押してみるといつも以上にプニプニとした心地よい感触が返ってきます。
当然、履き心地はものすごく良好。自分はいつも通常タイプを履いていたので、このソフトタイプはかなり斬新でした。少しでも着地時の衝撃を和らげたい人や、柔らかな履き心地が好みの人にうってつけだと思います。
また「さすがビルケンだなぁ」と感心したのは、柔らかすぎていないという点です。しっかりソフトに仕上がっているのですが、通常タイプ比1.3倍増といったくらいで、「雲の上を歩いているよう!」「弾むようにフワフワ!」とまではいきません。きっとそんなことをしてしまえば、足を矯正して理想的な歩行をサポートしようというビルケンシュトックの理想から逸脱してしまうからでしょう。そういうところに、信頼感がいっそう高まりました。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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