行動制限のないG.W.やマスクの着用も個人の判断になるなど、昨年とはがらりと変わった2023年。そんな上半期のヒットモノから厳選したアイテムをご紹介!今回ピックアップしたジャンルはクラファン発アイテム。
日本でクラウドファンディングが始まってから約10年。有名企業もこぞって活用するようになり、クラファン発祥のヒットも生まれている。今回はそんな中から、最新のヒットアイテムを4つピックアップしてご紹介!
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「歴戦のプロが2024年のNo.1家電を決定!」圧倒的ビジュのインテリアになる冷蔵庫ほか、部門別“冷蔵庫”大賞3傑【家電グランプリ2024】
商品をしっかり紹介できる、それがクラファンの利点
日本エー・アイ・シー 企画本部商品戦略課
左)課長 高橋弘真さん 右)片山幸二さん
アラジン コーヒーブリュワーの開発を担当。共同開発した「珈琲きゃろっと」とのやりとりも行い、兵庫- 北海道間を何度も往復。試作品を手持ちで運んだことも。
アラジンブランドを手掛ける日本エー・アイ・シーはランタンスピーカーとコーヒーブリュワーの2商品をクラウドファンディング(以下、クラファン)『マクアケ』で発売している。クラファン発売から始めた理由を聞いた。
「この2つの商品は、アラジンにはないジャンルでした。これはしっかり説明をしないと商品の良さが伝わらないと思ったのが『マクアケ』で発売を決めた理由です。クラファンのメリットは紹介ページを細かく作れて、商品の良さを伝えやすいところにあると思います。『マクアケ』に決めたのは、新しい商品への感度が高いユーザーさんが多く、弊社の商品と親和性が高いと思ったからです」(高橋さん)
また、プロジェクトが達成した際には別のメリットが生まれるという。
「達成率が上がると、一般販売をする際に量販店さんへの有効な営業ツールとして使えます。お客様のご意見をダイレクトに集められるのもメリットです」(高橋さん)
「ただ、なかにはすごく細かいご質問をいただいて対応に追われたこともあり、その点はクラファンの難しいところかと思います。あとは、ページを作り込むため動画撮影をするなど、素材を作るのが大変でした」(片山さん)
「クラファンで売れすぎると、一般販売したときにロケットスタートできないという一面もあります。なので、目標金額などゴールの設定も難しかったです。個人的に、今後クラファンを利用するメーカーさんは増えていくのではと思います。何かに特化した商品を出すとき、その良さを存分にPRできるのがクラファンだと思うので。また、弊社がクラファンを行ったとき、お取引がない会社様から『うちでも売りたい』とご連絡いただいたことがありました。そういうクラファンの良さがもっと知られて信頼度がさらに上がると、参入するメーカーさんは増えていくのではないでしょうか」(高橋さん)
日本初のクラファンは2011年に立ち上がった「READYFOR」。施設や団体などのプロジェクトが多い。「CAMPFIRE」は新商品からエンタメ系まで幅広い。「Makuake」は新商品のプロジェクト多め。「GREENFUNDING」はガジェット系に強い。
1.【調達金額 ¥32,076,000】クラファン発売約20日で1,000台完売!プロの手技を忠実再現!
アラジン/アラジン コーヒーブリュワー
¥33,300
問い合わせ:日本エー・アイ・シー TEL:0120-88-3090
「トーストと一緒に楽しめるコーヒー」をコンセプトに、コーヒー豆専門店「珈琲きゃろっと」と共同開発。独自のバイパスドリップを採用するほか、抽出温度や蒸らし時間にもこだわり、豆本来の旨味を抽出し雑味を抑えたコーヒーが作れる。味わいを4 種類から選べるのもいい。
最後の差し湯が味の決め手
ピュアなコーヒーを抽出するルートとは別に、ドリッパーを通さずにお湯を注ぐルートを作成。コーヒーの抽出に使うお湯と同じ温度の差し湯をすることで旨味はそのままに雑味を抑えられるのが利点。
コーヒーの旨味だけを抽出
コーヒーは抽出のはじめに旨味成分が最も多く、雑味成分は後半につれて多く抽出される。そこで、雑味の抽出が多くなる前に抽出をカットし、クリアなコーヒーを作るプログラムを搭載。
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