2008年2月に日本市場に登場して以来、幅広い層から愛され続けているフィアット500に、またまた魅力的な限定車「500 ドルチェ ビアンコ(Dolce Bianco)」が登場した。このモデルはフィアット500の上級グレードである「ツインエア ドルチェヴィータ」をベースに、上質さを加えたにもかかわらず、車両価格はベース車よりも低い価格を実現しているのが注目点。フィアット500には年に何度か限定車が設定され、その多くがたちまち完売となる人気となっているが、今回も大きな注目を集めそうだ。
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ビンテージスタイルのクロームシャドウミラーカバーを装備
今回発表された限定車「500 ドルチェ ビアンコ」はフィアット500の上級グレードである「ツインエア ドルチェヴィータ」をベースに、500のロゴ入りフロアマットやオリジナルのアルミバッジ、ビンテージスタイルのクロームシャドウミラーカバーを特別装備した、シンプルでセンスのいいモデル。
ボディカラーは通常モデルで人気の高いボサノバ ホワイト。パワートレーンはベース車と同じ、最高出力85PSの875ccツインエア エンジンに5速AMT(デュアロジック)を組み合わせ、ハンドル位置は右となる。
ベース車よりも6万円安い327万円という驚きの車両価格
注目は327万円という車両価格(税込)で、これはなんとベース車よりも6万円安い。しかも安っぽい廉価モデルではなく、上質にセンスよくまとめられているので、人気となるのは間違いないだろう。
限定台数は150台。9月2日から全国のフィアット正規ディーラーで販売を開始し、そのタイミングでデビューフェアが開催される。
ちなみに、ドルチェ(Dolce)は「甘い、甘美な」、ビアンコ(Bianco)は「ホワイト=白」という意味。オリジナルのアルミバッジはその世界観を表現したスタイリッシュなデザインが印象的だ。
限定車「フィアット500 ドルチェ ビアンコ」スペック
全長×全幅×全高 3,570×1,625×1,515mm
ホイールベース 2,300mm
車両重量 1,040kg
エンジン 直列2気筒SOHCマルチエアターボ横置
総排気量 875cc
最高出力 63kW(85PS)/5,500rpm
最大トルク 140Nm(14.8kgf・m)/1,900rpm
トランスミッション 5速AMT
駆動方式 FF
メーカー希望小売価格 ¥3,270,000(税込)
文/近藤暁史 写真提供/ステランティスジャパン
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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