【集中連載】今語りたい名車 Car No.20 ボルボ V40 D4
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
このたび、当連載がめでたく25回を迎えます。
そこで、これまで当連載で扱ってきた名車を本ブログにて1台ずつご紹介。
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第20回の名車はボルボ V40 D4です。
リラクゼーションという名の
立派な安全性能
2012年にデビューを果たしたボルボの5ドアハッチバック、V40に“D4”が追加されたのは2015年のこと。
“D4”とはボルボが自社開発した直列4気筒2リッターのディーゼルターボエンジンの名称。
日本向けボルボとしては初めてのクリーンディーゼルである。
最高出力は190ps、最大トルクは400Nmで、日本のアイシン製8速TAと組み合わせられ、JC08モードで20km/Lの燃費性能を実現
している。
ガソリンエンジンの主力となる1.5リッターターボの“T3”と比較して、出力とトルクがそれぞれ38psと150Nm高く、燃費性能の面でも3.5km/Lほど上回っている。
基本的にはD4エンジン搭載以外に、従来型からの目立った変更点はない。
装備や仕様の違いで3タイプが用意されていて、価格は349.0~459.0万円。
今回の撮影車両は最上級グレードであり、スポーティグレードでもある、V40 D4 R-Designだ。
●ここにも注目!
デビューから数年が経過したが、古さをまったく感じることがないV40のスタイリング。
それはインテリアも同様で、人の感性に優しい北欧デザインならではの魅力は健在だ。
D4ユニットは、ディーゼルでありながらラインナップ中で最も高性能はエンジンでもある。
取材・文/嶋田智之 撮影/福永仲秋(ANZ)
(本文の内容は2016年本誌掲載時点のもの)
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