現代ミリタリーウォッチの新境地、ハミルトン「カーキ フィールド」の新作がすごくいい!/編集長 奥家の「コレ買いです」Vol.24
執筆者: 編集長/奥家慎二
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、ミリタリースタイルに基づく機能美が宿った「カーキ フィールド チタニウム オート」の新モデルをチェックします!
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「ダイバーズウォッチの金字塔」ジェームズ・ボンド着用モデルから着想!“オメガ シーマスターの新作”は品格を呼び込むメタリックな装い
時計史を語るに欠かせない「カーキ フィールド」とは?
モノの良し悪しを量るには、たくさんの判断基準があるもの。先進性や機能性、品質、見栄え、価格……特に嗜好品と呼ばれるジャンルになると受け止め方は千差万別で、だからこそ多彩なアイテムが出てくるんですよね。
そうしたジャンルの代表作と言えるのが腕時計。クラス感のあるドレスウォッチや複数の機能を備えたアウトドアウォッチ、近年ではハイテクなスマートウォッチまで、百花繚乱に咲き乱れています。
そして、ミリタリーウォッチの領域において絶対的な存在と言えるのがハミルトンの「カーキ フィールド」なんですよね。ルーツは、1940年代に米国陸軍に供給された軍用時計。現代においても、当時の面影を残しつつ上手にモダナイズしたモデルがラインナップされていて、腕時計の楽しさを教えてくれるシリーズです。実際、『MonoMax』本誌で紹介するたび読者から大きな反響があるんです。
今回紹介するのは、そんな「カーキ フィールド」シリーズの新モデル「カーキ フィールド チタニウム オート [H70215130]」です。
ハミルトン「カーキ フィールド チタニウム オート [H70215130]」¥184,800(税込) ケース径38mm、10気圧防水、自動巻き
チタニウム素材や小径ケースで腕馴染みがよすぎる!
ともあれ、一番の注目はケースとブレスレットに採用されたチタニウム素材でしょう。そういえば、ちょっと前に発売された超有名スマートフォンの最新作でも採用されていましたね。
チタニウムはステンレススチールと同程度の強度やサビにくさを備えながら、比重は60%ほど。つまり、ステンレススチールを使った一般的な時計と同じような気軽さで扱えるのに、驚くほど軽いワケです。
特に今作は重厚感のある見た目をしていますから、実際に持ってみると「軽っ!」と思う人は多いんじゃないでしょうか。
ただ、だからといってチープではないのでご心配なく。ケース内には緻密に組み立てられた自動巻きムーブメントも搭載していますから一定の重量はあり、しっくりと腕に馴染みました。
38mmという絶妙なケース径もいいところ。
現在、男性向け腕時計のケース径は40mmが標準的ですけど、さまざまなミリタリーウォッチが登場した1950年代って実は32mmあたりだったそう。クロノグラフやテレメーターが必要だったパイロットなど特殊な任務に従事していた人はこの限りではありませんが、作戦遂行のために正確な現在時刻を確認する目的だけなら、そこまでの大きさは必要なかったんですね。
現代においては小径といわれる38mmのケース径、腕に乗せてみると意外なほど収まりがよかったです。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Twitter:@MonoMaxWEB
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