伸びやかなプロポーションと上質でスポーティなインテリア
メルセデスのデザイン基本思想である「Sensual Purity(センシュアルピュリティー=官能的純粋)」を継承したというエクステリアデザインは、伸びやかでスポーティ。フロントグリルと連続したスリムなヘッドライトや精悍さを増した最新デザインのフロントバンパーがワイド感を強調する。なお、全幅は先代モデルと同じ1890mm、ホイールベースは15mm、全長は50mm伸ばされている。
サイドビューでは、力強く張り出したフェンダーと逞しいホイールアーチがSUVらしいタフさをアピール。エアロダイナミクスにも優れ、Cd値が先代に比べ0.03低い0.30の数値となっているところもポイントだ。
インテリアには水平上下2段のダッシュボードを採用。翼のような形状の上部に、航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットが配置されている。また、下部には大きなインテリアトリムが広がり、リアルウッドインテリアトリムで質感の高い室内空間が作られている。
運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型で、ダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。この伸びやかなプロポーション、上質でスポーティなインテリアは、新型「GLCクーペ」の大きな魅力となりそうだ。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする