【間違いない革靴】究極のオールラウンダー!リーガル「ゴアテックス搭載ストレートチップ」は鬼に金棒かも/編集長 奥家の『コレ買いです』Vol.39
執筆者: 編集長/奥家慎二
履き心地のよさや完成された美しさに驚く!
リーガルは1880年にアメリカ・マサチューセッツ州で生まれたブランドで、1961年に日本に上陸。その際、ライセンス契約を受けて生産・販売を担っていたのが日本製靴でした。もともと軍靴を製造し、終戦後は民需転換して紳士靴を手掛けてきた国内メーカー。この日本製靴こそが現リーガルコーポレーションで、丈夫で長持ちというアイデンティティーやグッドイヤーウエルト式製法の特徴を広め、日本に革靴文化を根付かせた立役者なんです。(参考:「リーガルヒストリー」公式webサイトより)
革靴の魅力を構成する要素に「伝統」がありますが、リーガルはその点に不足なし。さらに日本人向けに開発されているからフィット感もバッチリと、いいとこ取りなわけです。
実際に足を入れてみると、フワッと優しく包み込まれるような感覚がありました。今作はインソールが全敷仕様になっていることもあって、クッション性も確か。「ロールスロイス級の履き心地」と呼ばれるスニーカーに履き慣れた私でも、「これはすばらしい!」と断言できるレベルでした。
革靴の顔ともいえるトゥは、優雅なカーブを描いたラウンドタイプ。英国靴ほどぽってりしすぎず、かといってイタリア靴ほど尖りすぎていない、なんとも絶妙なシルエットで表現されていて、ほどよく洗練された印象を受けます。まさにオールラウンダー。
スーツはもちろんのこと、デニムやチノにも合わせやすそうだなって思いました。
歴史あるグッドイヤーウエルト製法も、伝統美を感じさせるポイントでしょう。必要以上に張り出していないコバやしっかり面取りされたウエルトなど、細部から確かな技術と品質を感じます。
ヒールはドッグイヤー仕様。縫製の上端にかかる負担を和らげて耐久性を高める技術で、これもまた価値あるディテールのひとつです。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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