ファッションやアート、食文化などさまざまなカルチャーを生み出してきたフランス。その中心地となるのが言わずと知れたパリだけれど、「パリ」なんて聞くと、ちょっとお高く止まってそうと感じる人も少なくないかも。ところがクルマに関しては、なんだかハードル低め。おフランスって、親しみやすく、「外車」の持つ独特な威圧感がありません。
その親しみやすさの頂点に立つのがルノー トゥインゴ。デビューから30年が経過しましたが、それでもまったく古さを感じることのないデザイン力は、やはりおフランスだからこそ成せる技なのかも。そんなトゥインゴの最終モデルとなる限定車が300台限定で登場しました。
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ガレージ生まれのルノー
ルノーが記念すべき第1号モデルを誕生させたのは、1898年のこと。パリ北部の自動車会社で働くメカ好き青年、ルイ・ルノーが第1号モデルを完成させたのは21歳のときだったそう。いくら自動車会社で働いていたとしても、よほどの技術力と発想力、たくさんの才能を兼ね備えていなければ、21歳でオリジナル車両を作れるとは思えません。
1.75馬力のコンパクトなエンジンを搭載したその第1号モデルは、ルノー家のガレージで完成。「ヴォワチュレット(小さな車)」と名付けられたファーストモデルはクリスマス・イヴにお披露目となり、その日のうちに12人もの人が発注。その量産型となった「タイプA」は71台生産され、カーレースにも参戦し、3回の優勝を飾る実力を誇ったのでした。
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この記事を書いた人
ロケコーディネーター倉田和馬
オセアニア地区在住。「現場へ遅れず安全に送り届ける」をモットーに絶景へと案内するロケーションハンター。ゆえに低燃費・環境性能・安全機能に興味津々で、日本車・外車を問わず、最新のクルマ情報にアンテナを張り巡らしている。
Website:https://monomax.jp/
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