ライフスタイルの多様化が加速するなか、世間から求められているカバンとは一体どんなものなのでしょうか。「今本当に求められているカバンは?」をテーマに、この一年で発売された傑作カバンを厳選、それらをプロが審査してみました。
今回は総合部門で見事1位を獲得したCIE(シー)の「リープ スリングバッグ-S」をご紹介。新時代にふさわしい『カバン・オブ・ザ・イヤー2024』のNo.1に輝いた傑作カバンに注目です!
CONTENTS
「快適さ・収納力・コスパすべてが完璧」グレゴリーの超人気バックパックは“洗練さの中に高い機能性”が加わった逸品/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.84
「カバン・オブ・ザ・イヤー2024」審査員と審査方法は?
忖度なしのガチ審査を実施すべく、10名のカバンのスペシャリストが集まりました。審査員と審査方法はこちら。
10名のスペシャリストが審査(五十音順)
ライター/岡藤充泰さん
カバンと財布にこだわって30年のベテランライター。一周回ってリュックは一層式派。
シップスバイヤー/小川厚也さん
メンズドレス部門を担当するシップスの敏腕バイヤー。ビジネス&フォーマルに強い。
株式会社ロフトバイヤー/小林幸司さん
センスのよさで知られるロフトを陰で支える物知りバイヤー。バラエティ雑貨を担当。
スタイリスト/小林知典さん
本誌をはじめ雑誌やWEBで活躍する人気スタイリスト。研究熱心で頼りになる存在。
スタイリスト/小孫一希さん
メンズファッション誌を中心に活躍するおしゃれ番長。着るもの、持つものは黒が基本。
株式会社ハンズバイヤー/坂本胡桃さん
旅行用などカバン全般を幅広く担当するハンズの凄腕バイヤー。確かな審美眼でジャッジ。
ボルシチ代表/辻井国裕さん
創立20年目のPR会社代表。これまで扱ったブランドは数知れず。圧倒的知識量を持つ。
スタイリスト/栃木雅広さん
雑誌、WEB、広告など幅広いメディアで活躍。特にドレススタイリングに定評がある。
ライター/横山博之さん
毎年数多くのカバンを吟味し、紹介してきたモノライター。トレンドの流れにも精通。
ライフブランディング代表/吉田泰則さん
伊勢丹メンズ館のバイヤーを経て独立。現在は個人向けスタイリングサービスを行っている。
5つの項目で総合的にジャッジ!
各部門、2023年1月~2024年1月発売のカバンから厳選。デザイン、素材、縫製、使い勝手、コスパの各10pt/合計50ptで審査。
総合部門No.1に輝いたのは……
この記事では、厳正なる審査が行われた結果、ぶっちぎりでNo.1カバンに輝いたCIE(シー)の「リープ スリングバッグ-S」に注目しました。なんとデザイン、使い勝手、素材、縫製、コスパなど、あらゆる審査基準で高評価を受けたんです……!審査員のコメントともに、すべてのカバンの頂点に立った逸品の実力に迫っていきましょう。
小林さん(ロフト)「高機能なオリジナル素材を使っていて、しかも日本企画の日本製。それでいてこのお手頃価格を実現しているのは本当にスゴイと思います。ロフトでもシーの人気はとても高く、日本製を買い求めるインバウンドのお客様にもシーの人気は絶大です」
坂本さん「ハンズでもシーの人気は高いですね。このスリングバッグは収納口が大きく開いて、荷物の出し入れがしやすいのがいいです。ベルト部分の小物ポケットなども、日本ブランドらしい使い勝手のよさが感じられます」
小川さん「素材に用いられているコーデュラポリカーボネイトや付属パーツのジップスライダーなど、オリジナルで開発した素材やパーツが用いられているのは魅力的です。防水性、耐久性、使い勝手のよさなど、クオリティの高さは群を抜いていると思いました」
吉田さん「カジュアルにもキレイめにもコーディネートしやすいデザインが魅力です。使うシーンを限定しないのは新時代に選ばれるカバンの条件になると思いますね」
岡藤さん「審査したカバンはどれも甲乙つけがたい、素晴らしいものばかりでした。その中で、シーはオリジナル素材や付属パーツの開発、日本生産へのこだわり、買い求めやすい価格設定など、作り手のモノづくりの情熱が伝わってくる気がしました。文句なしにNo.1にふさわしいカバンだと思います!」
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この記事を書いた人
ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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