「J-B Weld」の実力は?使って試してみた
そこで、20年使用した我が家のルーバー窓のアルミ製ハンドルが、ちょうどいいタイミングで折れてしまったのでJ-B Weldをレビューしてみたいと思います。今回レビューするのは、J-B Weldの速乾タイプを使用。ノーマルタイプは常温で4~6時間の実用硬化に対し、速乾タイプはわずか6分で硬まるという超優れもの。
ただし、抗張力は219kgf/cm2で耐熱温度は148℃と、スペックは落ちるのですが、窓を開けるためのハンドルですから強度も耐熱温度もそんなに必要ありません。それより作業効率を優先したいので、速乾タイプの使用となったのです。
まずは接着したい部品の油分などをアルコールで汚れ落としします。
続いて、ハンドルの表面をマスキングします。接着剤が余分にはみ出さないようにマスキングするのですが、折れた部分を仮留めするためというのが最大の理由です。
J-B Weldは2液式。1:1の割合で混ぜ合わせます。速乾タイプの実用硬化時間はわずか6分。だから均等になるまで混ぜるのに時間をかけていられません。
マスキングテープで仮留めしているハンドル断面の両側に、よく混ぜたJ-B Weldを薄く塗ります。表面はマスキングテープが貼ってあるので、余分なJ-B Weldがはみ出すことはありませんが、側面は余分がはみ出してきます。そのはみ出し部分は素早く削ぎ取ります。
裏側の溝部分には、強度を持たせるためにたっぷりとJ-B Weldを塗ります。さらに強度を高めるため、釘を潜り込ませました。
あとはJ-B Weldが乾くまで待ちます。6分なんてあっという間。J-B Weldを塗った部分を触ってもベタベタしません。
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この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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