最新のテクノロジーを駆使した開発設備の数々
最新のテクノロジーを駆使した開発設備の数々を備えたDISC OSAKA。高度な機械と精密な計測器が並び、さらには製品の耐久性テストまで、一貫して行われていることが分かります。
特に興味深かったのは、アスリートから直接フィードバックを受け、それを製品開発に反映させるプロセスです。アスリートたちが実際に着用してテストを行い、その意見や要望を基に改良を重ねることで、より高性能なウェアが完成していきます。これは、デサントの「プロ(PRO)」ラインがプロのアスリートにも満足される所以でもあります。
内部には全天候に対応する100メートルトラックがありました。このトラックは、天候や気候条件を問わず、常に安定した環境でランニングやスプリントのテストを行うことができます。これにより、さまざまな気象条件下でのパフォーマンスをリアルにシミュレーションし、製品の耐久性や機能性を詳しく評価することが可能。
さらに人の動作を精密に測定するシステムも完備されています。このシステムは、高精度のモーションキャプチャ技術を使用して、アスリートの動きを3Dで記録・分析します。これにより、ウェアのフィット感や動きやすさを科学的に評価し、デザインの改良に役立てることができます。
湿度や温度を完全にコントロールできる特別な試験室で、人のように汗をかくマネキンを活用して、衣服内部の状態をリアルにシミュレーションすることに成功。さらに、この試験室では、サーモグラフィを使用して衣服内の温度分布や湿度を観察し、分析を重ねることで、「スキーマテック ソーラーブロック」のような日差しに強い服を開発することが可能になったそうです。
今回の「DISC OSAKA」での訪問を通じて、デサントの「プロ(PRO)」ラインがどのようにして生み出されているのか、その一端を垣間見ることができました。高い技術力と革新性、そしてアスリートの声に真摯に向き合う姿勢が、このブランドの強さの根幹にあることを実感。これからも「プロ(PRO)」ラインのさらなる進化に期待が高まります。
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ライター本間 新
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間500足以上のスニーカーを取材し、400本以上のスニーカー記事を執筆している。
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