2019年にデビューを果たし、現在までに累計出荷枚数が100万枚を超えたというグンゼのTシャツ専用インナー「in.T(インティー)」。なぜ、これほどまでのヒットを記録しているのでしょうか? 昨今のTシャツ事情を踏まえつつ、スタイリストの栃木雅広さんとライターの横山博之さんが『in.T』の魅力に迫りました!
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ビッグシルエットにヴィンテージT、専用インナー……刻々と変わるTシャツコーデの新常識!
左)ライター横山博之さん、右)スタイリスト栃木雅広さん
横山「グンゼのTシャツ専用インナーである『in.T』がメチャクチャ売れているそうです」
栃木「Tシャツコーデがますます浸透してきているから」
横山「とはいえ白T×デニムのアメカジスタイルみたいに、トップスをTシャツだけで着こなそうという動きはずっと昔からあったじゃないですか」
栃木「そのときの白Tって、本来インナーだったものをそのまま表に出したようなスタイル。でも、シンプルさやクリーンさが求められる今のTシャツってれっきとしたトップスで、白Tはちょっと文脈が異なるんですよね。シルエットも大きくなっていますし」
横山「なるほど。Tシャツといっても、どれもが『直接肌に接して体温調節をする』というインナー的な役割を備えているわけじゃないんですね」
栃木「そうそう。今年大流行しているヴィンテージTなんかも、『着こなしたいけど肌に付けて汚したくない』代物ですしね」
横山「だから今、Tシャツ専用インナーの存在が際立っているわけですか」
グンゼ
左)in.Tスリーブレス(脇パッド付) ¥1,650(税込)
右)in.Tクルーネック(脇パッド付) ¥1,980(税込)
栃木「使ってみた人は気づいているんですが、やっぱりインナーがあったほうが心地いいんですよ。それも、体にも心にも、です。インナーを挟んでいたほうが汗蒸れによる不快感は少ないし、大切なヴィンテージTもビッグシルエットTも汗で汚さずに済むし」
横山「それに『in.T』は、およそ120年にわたって快適な肌着を追求してきたグンゼのインナーですから。僕も試着してみましたが、体のラインに合わせてやさしくフィットするし、ゴロゴロする感じもなくて実に快適でした」
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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