「2024年上半期のトレンド解剖」注目キーワードは3つ!“猛暑の長期化”“ミドル価格帯”“安心感”をスペシャリストが徹底解説【2024年上半期ヒットモノ大賞】
執筆者: MonoMax編集部
【キーワード②】「ミドル価格帯」→高すぎず、安すぎず、値ごろ感を重視!
お得感を感じたい人がミドル価格帯を選ぶ
―今年の家電はコードレスがひとつキーワードとしてあると思います。その他に傾向はありますか?
山本 カテゴリーの真ん中の価格帯(ミドル価格帯)の需要が高い傾向があります。ハイエンドは手が出ないけれど、安い商品を買うよりは、多少価格が上がっても知名度のあるメーカーのほうが安心だという心理があるのかなと。性能がいいという前提はありますが、あるメーカーの売上が伸びているので調べてみたら、最近ブランドの認知度を上げるために販促を頑張っていたという話もあります。安心感のあるメーカーが出すミドル価格帯の商品に、値ごろ感を感じる人が増えているのではないでしょうか。
―それは腕時計にも言えると思います。今年は国内時計メーカーの周年モデルが人気なのですが、それらはプレミアム感がありつつも手の届く価格帯なんです。メーカーのブランド力という安心感で選ばれていると思います。
山本 今のユーザーは「ちょっとお得に買えるもの」をうまく探している感じがあります。この数年の消費傾向は「メリハリ消費」と言われてきましたが、ユーザーの需要が徐々に変わり、メリハリの中間の消費が増えているのではないでしょうか。
―メリハリでは必ずしも割り切れない消費は少しでも失敗したくないし、お得感を感じたいから、ミドル価格帯を選択するのかもしれませんね。
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