ベースとなったのは最高出力650PSの最新型「911ターボS」
限定車「911ターボ 50イヤーズ」のベースとなったのは2019年から生産されている最新の911ターボSで、可変タービンジオメトリー(VTG)ツインターボを備えた3.7L水平対向エンジンは、最高出力478kW(650PS)、最大トルク800Nmを発生。8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)と全可変トルク配分電子制御式リアディファレンシャルロックを含むポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)を備えたアクティブ4WDのポルシェトラクションマネジメント(PTM)によって、そのパワーは4輪に伝達される。
ブラックテールパイプ付のスポーツエグゾーストシステムは標準装備で、車高を10mm低く設定するポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)スポーツサスペンションとフロントアクスルのリフトシステム、ポルシェダイナミックライトシステムプラスを含むLEDマトリックスヘッドライトも標準で装備される。PCCBブレーキシステムも標準装備で、ブレーキキャリパーはイエローでなくブラック仕上げとなる。
限定車「911ターボ 50イヤーズ」の車両重量は1,640kgで、パワーウェイトレシオは2.52kg/PSとなり、静止状態から100km/hまでわずか2.7秒、200km/hまで8.9秒で加速する。
車両価格は¥36,420,000、世界限定わすか1974台で、世界ほぼ同時に予約受注を開始、日本では全国のポルシェ正規販売店で予約受注を受け付けている。
なお、限定モデル「911ターボ 50イヤーズ」は、米国カリフォルニアのモントレー・カーウイークでワールドプレミアされ、ドイツ・ツッフェンハウゼンのポルシェミュージアムで開催中の特別展「Beyond Performance - 50 Years of Porsche Turbo」に展示されている。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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