「ユニクロ初の本格的な写真展」平和への願いとアクション…国際的写真家集団マグナム・フォトと手掛ける“PEACE FOR ALL”の新たな取り組みを深堀り!
執筆者: ライター/黒川 すい
ユニクロが取り組んでいるチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」について、ご存じの人も多いはず。Tシャツを店頭で見かけたり、街中で着ている人に出会ったり……、一度はその存在を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。さて今回は、そんな「PEACE FOR ALL」に関する新たな取り組みに注目してみました。
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ユニクロ×マグナム・フォトによるグローバル写真展
ここで取り上げるのは「GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALL」というグローバル写真展。ユニクロが、国際的写真家集団マグナム・フォトとともに手掛ける取り組みです。世界10都市で開催予定となっており、日本では東京・広島の2都市で行されるとのこと。なお、東京の写真展は、国際連合大学前広場にて現在開催中。9月23日(祝・月)まで訪れることができます。パブリックな空間なので、誰でも立ち寄ることができるのがポイントですね。
展示されているのは、「PEACE FOR ALL」の寄付金により支援活動をしている3拠点・ベトナム、ルーマニア、エチオピアの様子を切り取った写真の数々。マグナム・フォトの会長クリスティーナ・デ・ミデル氏をはじめとした会員写真家3名が、それぞれ現地に赴き、そこでの支援活動や、人々の生活を撮影しました。報道と芸術の融合で表現した作品63点を通じて、「Tシャツを買って着る」というアクションが、世界のどこで、どのように役立てられ、どんな人に力を与えることができたのかを鮮烈に感じられる内容となっています。
クリスティーナ・デ・ミデル氏は、プラン・インターナショナルが支援活動を行うベトナムへ。児童婚などの習慣から女の子を守り、自分の人生を主体的に選ぶことができる世界の実現に向けた取り組みを映した。
オリヴィア・アーサー氏は、ルーマニアで撮影を行った。戦火を逃れたウクライナの子どもたちのための教育支援などの様子を収めている。
リンドグシェ・ソベクワ氏は、UNHCRが支援を展開するエチオピアに。アウ・バレ難民キャンプに暮らす人々の日常と丁寧に向き合っている。ベトナム、ルーマニア、エチオピア……展示のエリアごとに、その土地の空気感なども表れているように感じた。
このような写真展は、ユニクロ初の試みなんだとか。ちなみに、東京都写真美術館の学芸員をゲストキュレーターとして迎えているため、順路や展示の構成など、かなり本格的。さらに、全15の音声ガイドも用意されており、そのナビゲーターは「PEACE FOR ALL」コラボレーターの綾瀬はるか氏、 佐藤可士和氏、国枝慎吾氏が務めています。音声に耳を傾けることで、支援現場の現状や写真が撮られた背景、写真家の思いをより深く理解することができました。
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この記事を書いた人
ライター黒川 すい
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集と喫茶店巡り。
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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