2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標・SDGs。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成されており、達成年限は2030年とされています。さてこれからも、ステキなモノと出会うために……今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを、ここではチェックしていきましょう。
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ブランドのスローガンは「ミニマリストになること」
2024年9月に日本に本格上陸した次世代のアメリカブランド、フローフォールド。“次世代の”と呼称するゆえんは、「ミニマリストになること」をブランドの最重要スローガンに掲げた姿勢にある。シンプルさを追求して流行り廃りが問われる考えから身を引き、タイムレスで長く愛される製品になることを希求。何年にもわたり、より軽く・より強く・より長もちする日常使い可能な製品を作るため、新しい素材やデザインにこだわりながら、製品のバリエーションを拡大している。母国アメリカのメーン州にある自社工場で、手間暇をかけて手作りしているという事実も理念のあらわれだ。
さらにキーアイテムとして、高品質ロープの切れ端を用いた「スターリング・ロープ」やヨットなどの帆に用いられる残布「リサイクルド・セイルクロス」など、サステナブル素材を積極採用しているのも特徴だ。ブランドを代表する「コミューター - センター ジップ バックパック」は、再生ポリエステル生地から作られた「エコパック」で構成。サステナブル素材である上、耐久性と防水性にも優れており、大切な荷物をしっかり保護してくれる。大きく開く開口部や荷物を整理しやすい収納構造、アクセスしやすいノートPC用コンパートメントなど作りも丁寧だ。SDGsの目標のひとつ「つくる責任」に適うお手本のようで、多くのブランドが目指すべき道のひとつを示している。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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