ありがとうドクターイエローラストランへ……その歴史を振り返る
1964年、東海道新幹線の開業以来、新幹線の安全な運行を守り続けてきたドクターイエロー。その元祖は1964年6月に登場した922形0番台電気試験車のT1編成で、東海道新幹線の試作車1000形を改造したものだった。山陽新幹線が博多まで延伸した1974年には2代目となる922形・921形10番台T2編成が、1979年には3代目となる922形・921形20番台T3編成が新造された。2001年には4代目となる700系をベースにした923形T4編成がデビューした。
【1964年~】初代:T1編成 電気試験車
0系新幹線の試作車をベースに作られたT1編成。新幹線0系と同等の最高速度210km/hで走行しながら電力関係の検測を実施。軌道検測は専用軌道試験車921形が使用されていた。
【1974年~】2代目:T2編成 新幹線電気軌道総合試験車
山陽新幹線の博多延伸に合わせて登場した2代目ドクターイエロー、922形・921形T2編成。軌道試験車が連結され、電気と違いは鼻の白いほうがT2、黄色いほうがT3編成だ。軌道の両方を検測可能な電気軌道総合試験車となった。
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ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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