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「合格=サクラサクの起源は?」ツガルカイキョウ ナミタカシ…ほか 大学ごとに異なる“おもしろ合格電報”の表現とは?大学ジャーナリストが解説

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電報イメージ

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大学の合格発表シーズンとなりました。合格のことを「サクラサク」と表現することはありますが、これは元々「合格電報」で使用されていた表現。オシャレないいまわしですが、誰が始めたのでしょうか?さらに大学ごとに異なる合否のいいまわしとは?大学ジャーナリストの石渡嶺司さんに聞きました。

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合格電報で「サクラサク」などのいいまわしを初めて行ったのは?

合格発表イメージ現在では、大学の合格発表はインターネット上で発表と同時に確認することができます。しかし、以前は大学内に掲示されるものを確認するか、後日郵送される書面で確認するしか方法がありませんでした。そこで遠方から受験した人はいち早く合否を知るためにその場に見に行ける人に電報での連絡を依頼。その電報の文面では「合格」「不合格」を「サクラサク」「サクラチル」などのいいまわしで伝えていました。

電報に使えるのはカタカナと数字のみ、さらに文字数により料金も変わるため、できるだけ短く簡潔に伝える方法が模索されていました。「ゴウカク」「フゴウカク」は直接的すぎる……でも完結に伝えたい。そんな想いで「サクラサク」「サクラチル」などの表現が広く使われるようになったようです。「サクラサク」を最初に考えた人はセンスがありますよね。誰が考えたのでしょうか。

「諸説ありますが、『サクラサク(=合格)』『サクラチル(=不合格)』が使われるようになったのは1956年、早稲田大学が初、と言われています。電報の送付は大学当局ではなく学生サークルが資金稼ぎのために請け負っていました。当時の合格発表は大学構内での掲示か郵送が中心。地方出身の受験生からすれば合否判明のタイムラグが負担であり、合格電報には需要があったのです。『サクラサク』『サクラチル』が簡潔明瞭で分かりやすいことから、他大学にも広がっていきました」(石渡さん)

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この記事を書いた人

松本果歩

ライター松本果歩

インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。

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