「名作バッグ降臨」贅沢気分に浸れる…“COACH(コーチ)の本格レザートート”でテンションも爆上がり!?/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.96
執筆者: 編集長/奥家慎二
ブランドを象徴するグラブタン・レザー採用!
このバッグを目で見て、手で触って、「いいなぁ~」という想いがしみじみと心に去来しました。このグラブタン・レザーが、すっごくいいのです。
COACHの革新的なレザー作りの原点は、使い古された野球グローブと小さな工房。その素晴らしく柔らかな質感と艶に魅了されたCOACHの創立者は、しっとりと手に馴染む新しいレザーを作ろうと思い立ちました。
時速140キロのボールを受けるミットと同程度の強度を誇る驚異のレザー、COACHオリジナルのグラブタン・カウハイドレザーは、1958年に登場しました。当時は野球のボールの形をした、“Feel It!”と書かれたレザーハングタグが付けられ革の良さを体感できるようになっていて、大ヒットしました。アメリカを象徴するベースボールが、アメリカを代表するブランドのインスピレーションの源となったのです。(公式webサイトより)
このグラブタン・レザーこそコーチの原点であり、私がコーチに抱く絶対的なイメージの大本。野球グローブに使用されるものと同程度の強度があるというだけに確かな肉厚感があり、それと同時に手に吸い付くようなしっとりとした質感と優れた柔軟性も両立。人の体の近くにあって、実に自然で頼もしさを感じる存在なんですよね。こう、本能に訴えるレベルで魅力を感じてしまいます。
ほかの素材も上質感たっぷり。微起毛した裏地は滑らかで手触りがいいですし、ヌメを使った付属革もちょっとしたアクセントになっています。
底部には鋲を配置し、置いたときの安定性を向上。普段は目に触れない場所ですが、これだけ広い面積に上質な革素材を当てているというだけでも高級感を感じますよね。
同時に感心したのは、細部のつくりです。そこそこ厚みのある革素材を使っていながら、ステッチのラインは美しく整っていますし、革の切り目に施されたコバ処理も丁寧。やはりそのあたりにも、コーチに息づくクラフトマンシップを感じさせます。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Instagram:@MonoMax_tkj
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