内外兼用のポケット構造が使える!
このトートバッグの最大の特徴といえるのが、先ほど触れたファスナーポケットにあります。
トートバッグを右肩に掛けていれば、ご覧のように正面側ポケットから財布などを出し入れしたり。
左肩に掛けていれば、背面側ポケットからタブレットを取り出したり。このように持ち方に応じてポケットから荷物を出し入れできるのですが、話はそれだけで終わりません。
実はこの2つとも、外ポケットであり、かつメイン収納の内ポケットでもあるんです。つまり、内外でスペースを共有した作りになっているというワケ。たとえばタブレットなら、基本的には天ファスナーから出し入れしつつ、移動中にすばやくアクセスしたいときだけ正面ファスナーから取り出す、なんていう使い方ができます。これがけっこう便利なギミックで、財布やパスケース、サングラスなど移動中に必要になりそうな小物を入れておくと、いちいち肩からハンドルを外して……という手間がなくて済みます。トートバッグは大きな荷物の出し入れに便利な一方、移動中の荷物のアクセスにはやや難があるものですが、このギミックはそうした課題にひとつの解決策を提案しているんです。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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